HEXA(ヘキサ)とは、日本円のみでNFT発行・売買ができるインフルエンサー向けマーケットプレイスです。
HEXA(ヘキサ)に関して「安全に利用できるのか心配」「手数料はどれくらい?」と疑問を持っている人が多いです。
この記事では、HEXA(ヘキサ)の特徴や評判、手数料などについて解説していきます。
この記事でわかること |
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なお、おすすめのNFTマーケットプレイスは以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
HEXA(ヘキサ)とは
出典:https://hexanft.com/
HEXA(ヘキサ)とは、インフルエンサーを主なクリエイターとしたNFTマーケットプレイスです。
X(旧Twitter)のつぶやきなどを簡単にNFT化して販売する事ができ、ファンとの交流やコミュニティの成長にも繋がる事が特徴のマーケットプレイスとなっています。
また、NFTマーケットプレイスとしては珍しくウォレットや仮想通貨を用いず、日本円だけでNFTを取引できる数少ないマーケットプレイスである事も大きな特徴です。
手数料・ガス代
HEXA(ヘキサ)でNFTを販売する際は、20〜30%の手数料がかかります。
他のNFTマーケットプレイスと比べると、販売手数料が高めに設定されています。
販売手数料については、以下の表を参考にしてください。
販売するNFTのブロックチェーン | 手数料 |
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POL | 20% |
イーサリアム | 30% |
購入したNFTの出庫・発行には、手数料やガス代がかかりません。
NFTを購入したユーザーのウォレットに送付するガス代は、運営側が負担してくれます。
安全性
HEXA(ヘキサ)は、東京証券取引所に上場している企業と連携を行なっているため、信頼性・安全性には問題がありません。
当然自分が所持しているNFTなどを守るためにもセキュリティ面など、自衛をする必要性はありますが、マーケットプレイスとしての安全性などは高く信頼できます。
また仮想通貨を利用せずにNFTを購入する事ができるため、仮想通貨などに不慣れな初心者でも安心して利用する事が可能です。
概要
HEXA(ヘキサ)の概要は、以下の表の通りです。
マーケットプレイス名 | HEXA |
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リリース日 | 2021年5月 |
取扱コンテンツ |
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決済方法 | クレジットカード、仮想通貨 |
対応ウォレット | MetaMask、imToken etc… |
ネットワーク | イーサリアム、ポリゴン |
運営会社 | メディアエクイティ株式会社 |
公式サイト | HEXA公式サイト |
HEXA(ヘキサ)の特徴
HEXA(ヘキサ)には、以下のような特徴があります。
- 仮想通貨とウォレットがなくても取引できる
- 新規ファンの獲得に繋がりやすい
- 費用をかけず簡単にNFTを発行できる
- 袋とじNFTを販売できる
- ロイヤリティ機能が搭載されている
それぞれの特徴について、詳しく解説していきます。
仮想通貨とウォレットがなくても取引できる
HEXA(ヘキサ)では、仮想通貨とウォレットがなくても取引することができます。
NFTを取引するマーケットプレイスでは、取引の際に使用する仮想通貨と管理するウォレットの事前準備が必要なケースが多いです。
しかし、HEXA(ヘキサ)ではクレジットカード決済により、日本円だけで取引が可能となっているため、他のマーケットプレイスに比べて非常に利便性が高くなっています。
別途仮想通貨やNFTを管理するウォレットを用意する必要がないため、仮想通貨などに詳しくない初心者でも気軽にNFTを購入したり発行したりできます。
また、収益の受取も日本円で受け取る事ができるため、複雑な仮想通貨の相場変動や会計処理に悩まされる必要がありません。
新規ファンの獲得に繋がりやすい
HEXA(ヘキサ)を利用する事で、新規のファン獲得に繋がりやすくなります。
HEXA(ヘキサ)では、NFT保有者限定のオンラインサロンの開催やコミュニティサービスなどを展開する事ができます。
そのため、これまでに接点のなかった層を新たにファンとして引き込む事ができます。
これまでSNSだけで活動していたインフルエンサーにとっては時間を大きく割く事なく、様々な層にアプローチを行う事ができます。
NFTの購入者側にとってもインフルエンサー側が人気になる事で、NFTの価値が上がり資産形成に繋がる可能性が高くなるため、両者にとってメリットがあります。
費用をかけず簡単にNFTを発行できる
HEXA(ヘキサ)では、NFTを発行する際に費用が掛かりません。
通常、NFTは発行する際に「ガス代(ネットワーク手数料)」と呼ばれる物が費用として掛かったりする事が通例となっており、高騰が問題となっています。
しかしHEXA(ヘキサ)では、ガス代などが一切掛からず、NFT発行の際に掛かる費用が無料となっているため、手軽にNFT発行を行う事が可能です。
また、X(旧Twitter)アカウントを連携する事で、HEXA側がNFTの発行や管理を代行してくれるという便利なシステムが用いられているため、利用は非常に簡単となっています。
その分、NFTを発行した後の売買したタイミングでは、手数料が高くなっています。
袋とじNFTを販売できる
HEXA(ヘキサ)では、「袋とじNFT」という独自コンテンツを販売できます。
「袋とじNFT」とは、NFT保有者にのみ閲覧が可能なメッセージや画像・動画などを盛り込んだNFTのことです。
著名なインフルエンサーからNFTを購入した人だけに向けたお礼のメッセージなどを閲覧でき、ファンとの交流を目的とした機能となっています。
単純なNFTコンテンツだけではなく、特典として限定的な物を閲覧出来るようになるというのはNFT購入者にとってはある意味価格以上の価値があります。
販売者側には、特典を用意する事で後々NFTの二次流通が起こりやすくなり、利益に還元される可能性が高くなるといったメリットもあります。
ロイヤリティ機能が搭載されている
HEXA(ヘキサ)には、ロイヤリティ機能が搭載されています。
ロイヤリティ機能により、NFT作品が二次流通して、他の所有者が転売したタイミングで売上の一部が還元されます。
ロイヤリティはNFTの作成者が最初にパーセンテージを設定する事ができ、転売が行われるたびに利益が発生するという仕組みになっています。
最初は安価で売ってしまったNFTであっても、最終的に転売によって価格が上がればその分支払われるロイヤリティも増えるため、作成者にとっては大きなメリットです。
転売を行う側にとっても、ロイヤリティ機能によりクリエイターを応援するという気持ちになれます。
HEXA(ヘキサ)で稼ぐ方法
HEXA(ヘキサ)で稼ぐ方法には、以下の3種類があります。
- NFTを発行して販売する
- スポンサーNFTに投資する
- 将来性があるNFTを購入して転売する
それぞれの方法について、詳しく解説していきます。
NFTを発行して販売する
HEXA(ヘキサ)で稼ぐ方法の1つは、NFTを発行して販売する事です。
3Dを利用したアートやイラスト、X(旧Twitter)のつぶやきをNFT化した物などを販売し、利益を得る事ができます。
クォリティの高いNFTは、販売主がインフルエンサーとして有名になればなる程売れやすくなり、NFTが効果でも購入するような固定ファン層の誕生にも繋がります。
ただし、NFTの販売で大きく収益を得るには、発行者本人が知名度を上げるといった別方面からのアプローチも必要になります。
スポンサーNFTに投資する
HEXA(ヘキサ)には、「スポンサーNFT」という制度も用意されています。
企業・飲食店などの商品やサービスをNFTとした珍しい形態のNFTアイテムとなっており、購入する事で企業や店などへの投資となり、場合によっては利益を得ることも可能です。
スポンサーNFTは販売開始直後に売り切れてしまう事も多く、直後から高額での転売が行われるため容易に購入するわけにはいきません。
人気ブランドや人気店などのNFTアイテムほど高額な転売となっても購入される事が多いため、NFTを転売する側にとってもスポンサー側にとっても利益が大きくなる可能性が高くなります。
将来性があるNFTを購入して転売する
HEXA(ヘキサ)では、NFTを転売する事でも利益を得る事が出来ます。
著名なアーティストや有名人などが発行したNFTなどを購入し、二次流通として販売する事で、差額分は自分の利益として得ることができます。
限定品や今後値段が上がりそうなNFTなどを購入しておき、値段が上がるまで寝かせておくことも可能となっています。
ただし、購入したNFTの値段が必ず上がるという保証はなく、今後のNFTの流行など最新の情報をリサーチする事も重要になるため注意が必要な方法です。
HEXA(ヘキサ)を利用する際の注意点
HEXA(ヘキサ)を利用する際は、以下の点に注意が必要です。
- 利用者が少ない
- 海外に向けて作品を出品したい人には向いていない
それぞれの注意点について、詳しく解説していきます。
利用者が少ない
HEXA(ヘキサ)には現状、利用者が少ないという問題点があります。
NFTマーケットプレイスとしてはまだまだ新しく、海外のNFTマーケットプレイスなどと比べても利用者は少ない傾向にあります。
日本円だけで完結できるという手軽さがウリである分、仮想通貨を絡めて運用したい層などがあまり定着していないのが現状です。
クリエイター側も購入者側もまだ利用者が少ないため、今後、利便性などから利用者が増えていく事で市場も大きくなる事が期待できるという側面もあります。
海外に向けて作品を出品したい人には向いていない
HEXA(ヘキサ)は、海外へのアプローチがしたい人には向いていません。
HEXA(ヘキサ)の特徴として日本円で取引が完結しますが、メリットであると同時にデメリットにもなっています。
仮想通貨などを絡めなくても良い代わりに、日本国内に向けたサービス内容となっているため、海外の利用者は特に少ないのも事実です。
そのため、クリエイター視点では海外にも向けて作品を発表したい人が利用するのには向いていないマーケットプレイスとなってしまっています。
HEXA(ヘキサ)の人気NFTプロジェクト
HEXA(ヘキサ)の人気プロジェクトとして、以下のようなものがあります。
HEXAメタバースβ
出典:https://meta.hexanft.com/
HEXAメタバースβとは、HEXA(ヘキサ)が運営するメタバース空間です。
PC・スマホの両方からアクセスできるメタバース空間となっており、LANDを購入する事で自由な表現が行えるようになるプロジェクトです。
既に土地以外にもアバターやこのメタバース内での住民票といった関連NFTも販売されており、利用者数も増加しているなど、HEXA(ヘキサ)における主要なプロジェクトの1つとなっています。
与沢翼のツイートNFTオークション
出典:https://nft.hexanft.com/nft/1
与沢翼のツイートNFTオークションとはインフルエンサー「与沢翼」氏のツイートをNFT化したものです。
現在はYoutubeなどを主戦場として活躍するインフルエンサー「与沢翼」氏の第2子の誕生を報告するツイートをNFT化し、オークション形式で販売され最終的に約1,041万円(当時価格)で落札されました。
5日間限定のオークション形式という販売方式だったにも関わらず大きな金額で落札された事や、落札金額はSNSでのプレゼント企画に利用されるなどといった点から注目されました。
サンミュージックお笑い芸人ネタ動画NFT
出典:https://nft.hexanft.com/list/sunmusicget
サンミュージックお笑い芸人ネタ動画NFTとは、お笑い芸人のネタ動画をNFT化した物です。
株式会社サンミュージックプロダクションに所属する、9組のお笑い芸人のネタ動画をオークション形式で販売した物となっていて、全てこのNFT動画でしか見れないコンテンツとなっています。
今後人気が出るかもしれない若手芸人のネタなど、今後お笑いに関連したNFTの先駆けとして注目を集める内容となっています。
HEXA(ヘキサ)の始め方・販売手順
HEXA(ヘキサ)の始め方や販売手順は、以下の通りです。
- 公式サイトの「NFTを販売」をクリックする
- Twitterアカウント認証を行う
- NFT化する作品やツイートを選ぶ
- 販売情報を入力して発行する
それぞれの手順について詳しく解説します。
公式サイトの「NFTを販売」をクリックする
まず、公式サイトの「NFTを販売」をクリックします。
Twitterアカウント認証を行う
次に、Twitterアカウント認証を行います。
「Twitterアカウント認証する」という項目を選択すると、Twitterの画面に移動し「連携アプリ」の認証を求められます。
事前に利用したいTwitterのアカウントにログインしておき、連携アプリの認証を行う事でアカウントの連携が完了します。
NFT化する作品やツイートを選ぶ
次に、NFTとして販売したい作品やツイートを選んでいきます。
画像や動画などの作品をNFT化したい場合は「作品をNFT化する」という項目で、NFT化したいデータをアップロードしてください。
ツイートをNFT化したい場合は、NFT化するツイートのURLを取得し「ツイートをNFT化する」の項目に入力すれば完了です。
販売情報を入力して発行する
最後に、販売情報を入力してNFTを発行します。
- 発行チェーン
- 販売方法
- 希望する販売期間
- 二次流通時のロイヤリティ
上記4項目を設定していきます。
発行チェーンは「ETH」か「POL」のどちらかから、販売方法は「固定価格での販売」か「オークション形式」のどちらかから選択します。
販売期間は最大を1ヶ月としてその間であれば自由に設定する事が可能です。
ロイヤリティは好きなパーセンテージで設定が可能ですが、高すぎてもNFTが売れなくなる可能性があるため注意が必要です。
全て入力し終わったらメールアドレスを追記し「NFTを発行する」を選択します。
メールアドレスにNFT発行の審査に関する通知メールが届き、審査が通っていればNFT発行が完了します。
HEXA(ヘキサ)でNFTを購入する方法
HEXA(ヘキサ)でNFTを購入する手順は、以下の通りです。
- 販売ページから購入したいNFTを選ぶ
- Twitterアカウント認証を行う
- クレジットカード情報を入力して購入する
それぞれの手順について、解説します。
販売ページから購入したいNFTを選ぶ
HEXA(ヘキサ)のマーケットプレイスから、購入したいNFTを選びます。
一覧で表示されている物の他、販売中の物のみ表示、オークション形式の物は除いて表示、NFTの作品形式に分けて表示など出来るため好みの物などがあるか探してみましょう。
欲しいNFTコンテンツを見つけたら詳細ページを開いて、価格などに問題がなければ「購入する」を選択して次の画面に移行します。
Twitterアカウント認証を行う
次に、Twitterアカウントでの認証を行います。
販売時と同じくログインしているTwitterアカウントと、アプリの連携画面が開いたら同意して、利用できるように認証を行います。
また「購入者名にTwitterリンクを付ける」にチェックを入れる事で、購入したNFTからアカウントにアクセスできるようになります。
ここは購入者の任意で選択します。
クレジットカード情報を入力して購入する
最後に、クレジットカード情報を入力して購入します。
カード番号や名義など、入力間違えのないように注意しながら入力し最後に「購入する」を選択すればNFTの購入が完了します。
VISA・Master・JCB・American Expresといった主要なクレジットカード全てに対応していますが、3Dセキュア認証を行う必要性があるため注意が必要です。
HEXA(ヘキサ)に関してよくある質問
HEXA(ヘキサ)に関してよくある質問を紹介します。
NFTが売れない時にすべきことは?
HEXA(ヘキサ)でNFTが売れない際には、まず価格などを見直しましょう。
NFTといえば高価という印象があり、それに伴い高い値段で売ろうとするという行為は、残念ながら元々知名度があるアーティストや限定品といった希少品でのみ通用する手段です。
まずは出品しているNFTが適正な価格か、市場・流行のニーズに合っているかなどのリサーチをしっかりとした上で、適正な価格に設定する事もNFTを売る上で重要になります。
NFT化の審査が通らない際の対処法は?
HEXA(ヘキサ)で審査が通らない際には、自分の著作物である事を証明できるようにしましょう。
特にツイートをNFT化する際などは、他者のリツイートやツイートが含まれていないか、あるいは著作権はクリアしていても「商標権」に引っかかっていないかなどもチェックしてみましょう。
HEXA(ヘキサ)側は、審査判定の基準については個別の回答を避けているため、自分の著作物である事を証明できるようにサインを入れるなど、根気良くチェックする必要があります。
HEXA(ヘキサ)の取引量は?
HEXA(ヘキサ)の取引量は、国内のNFTマーケットプレイスでも高くなっています。
2022年の時点でも月間アクセス数は300万を超えており、今後の市場規模の拡大にも期待が出来る状態が現在でも続いています。
HEXA(ヘキサ)が運営しているメタバースも26,000名を超える利用者がいる事を発表しており、NFTに関連したコミュニティとしての発展にも期待ができます。
HEXA(ヘキサ)の特徴や評判まとめ
この記事では「HEXA(ヘキサ)の概要や評判、特徴や手数料」などについてお伝えしてきました。
HEXA(ヘキサ)は日本円だけで決済などが行なえ、仮想通貨等に不慣れな人でもNFTに触れられる裾野の広いマーケットプレイスであるという事がわかりました。
現在では国内向けのコンテンツが多く海外に向けての発信には向いていませんが、今後海外への展開も視野に入れているという報道もあり、日本のNFTマーケットプレイスとして将来性が期待できます。
インフルエンサーとしてNFTマーケットプレイスでファンと交流したい方は、この記事を参考にしてHEXA(ヘキサ)を利用してみましょう。
なお、おすすめのNFTマーケットプレイスは以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。