Foundation(ファンデーション)とは、NFTの取引ができるマーケットプレイスの1つです。
2022年に招待制が撤廃され、誰でもNFTを出品できるようになりました。
この記事では、Foundationの特徴や使い方、売れない時の対象法などを解説します。
この記事を読んでわかること |
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なお、おすすめのNFTマーケットプレイスは以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
Foundation(ファンデーション)とは
出典:https://foundation.app/
Foundation(ファンデーション)とは、サンフランシスコに拠点を置く知名度の高いNFTマーケットプレイスです。
2022年より以前は、FoundationでNFT作品を出品する際は既存ユーザーからの招待が必須でした。
しかし現在ではそのルールが撤廃され、誰でもNFT作品を出品することができるようになっています。
マーケットプレイス名 | Foundation(ファンデーション) |
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リリース日 | 2020年5月27日 |
取扱コンテンツ | NFTデジタルアート |
決済方法 | イーサリアム(ETH) |
対応ウォレット |
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ネットワーク | イーサリアム(ETH) |
運営会社 | Foundation Labs |
公式サイト | Foundation(ファンデーション)公式サイト |
Foundationの特徴
Foundationには、以下のような特徴があります。
- 招待制が廃止され誰でも出品できるようになった
- NFTが高値で売れやすい
- SNSのように作品のポートフォリオを公開できる
- OpenSeaと連携している
それぞれの特徴について、詳しく解説していきます。
招待制が廃止され誰でも出品できるようになった
Foundationは、以前まで招待制のマーケットプレイスでしたが、招待制は撤廃されました。
Foundationは2022年5月まで招待制でしたが、招待制が撤廃され誰でもNFT作品を出品できるようになりました。
招待制撤廃前のFoundationでのNFT作品出品方法は、以下の2つでした。
- Foundationに既に参加しているユーザーから招待してもらう
- 人気投票システムである「Community Upvote」に応募し、コミュニティ投票で選ばれる
基本的に紹介制が撤廃される前は、ユーザーからの紹介がなければNFT作品を出品することができませんでした。
更に招待制は、世界規模のNFTマーケットプレイスでも取り入れられていない革新的なものでした。
以下の表は、招待制の撤廃により出品者と購入者にどのような変化が起きたのかをまとめたものです。
招待制撤廃前 | 招待制撤廃後 | |
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出品者 |
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購入者 |
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出品者側からみた招待制廃止のメリットとしては、誰でも簡単にNFT作品を出品できる点であり、デメリットは競合が増えることや高値が付きにくいことなどが挙げられます。
購入者側から見た招待制廃止のメリットとしては、選べる作品が増える点であり、デメリットとしては偽物を買うリスクが高まるという点です。
NFTが高値で売れやすい
Foundationは、NFTが他のマーケットプレイスよりも高値で売れやすいです。
理由として、Foundationは以前、出品するために既存ユーザーの招待が必要だったことが挙げられます。
限られたクリエイターしか出品できないというイメージが現在も定着しているため、他のマーケットプレイスよりも高値で売れやすい傾向にあります。
購入者としては高値で販売されていることはデメリットとなり得ますが、その分質の高い作品に触れる機会が高まることになります。
SNSのように作品のポートフォリオを公開できる
Foundationは、SNSのように作品のポートフォリオを公開することができます。
FoundationはTwitterなどのSNSのように、プロフィールページに自分の作品を掲載できる機能があります。
ポートフォリオを公開することによって、自分の作品に興味を持ってくれるユーザーを増やすことができ、作品を購入される機会が増えることに繋がります。
購入者側としても、お気に入りのクリエイター作品をプロフィールから簡単に閲覧することができ、大変便利です。
OpenSeaと連携している
Foundationは、Openseaと連携しています。
Foundationはプラットフォーム同士がOpenseaと繋がっているため、FoundationでNFTを出品した場合、Openseaにも自動的に商品が登録されます。
複数のプラットフォームで作品を販売することで、より多くのユーザーの目に触れる機会が必然的に増えます。
注意点としては、Openseaに自動登録はされても出品状態にはならないという点です。
実際にOpenseaで作品を販売するには、Opensea側での操作が必要になるため注意しましょう。
Foundationの注意点
Foundationを利用する際は、以下の点に注意してください。
- 他マーケットプレイスよりもガス代が高い
- 日本語に対応していない
それぞれの注意点について、詳しく解説していきます。
他マーケットプレイスよりもガス代が高い
Foundationは、他のマーケットプレイスよりもガス代が高い傾向にあります。
ガス代とは、NFTを取引する際にかかる手数料のことです。
Foundationの作品を販売する際の手数料は5%ですが、Openseaの手数料は2.5%となっており、2倍の差があります。
これでもFoundationはガス代の値引きを行っていますが、他のマーケットプレイスと比べてもまだ高値であり、この点は大きなデメリットと言われています。
日本語に対応していない
Foundationは現在、日本語に対応していません。
Foundationは英語のみの対応であり日本語での記載がないため、英語が苦手な方は読解に時間がかかるというデメリットがあります。
これの対策としては、Google Chromeの拡張機能である「Google翻訳」などで日本語に変更する方法が挙げられます。
しかしこの機能は自動翻訳であり、細かい部分の表現がわかりにくいため注意が必要です。
Foundationの始め方
Foundationは、以下の方法で始めることができます。
- 仮想通貨取引所の口座を開設する
- イーサリアムを購入する
- MetaMaskを用意する
- イーサリアムをMetaMaskに送金する
- Foundationの登録を行う
仮想通貨取引所の口座を開設する
まず、仮想通貨取引所の口座を開設します。
出典:https://coincheck.com/ja/
口座を開設する仮想通貨取引所は、Coincheckがおすすめです。
Coincheckがおすすめな理由としては、取り扱い通貨数が国内最大級であることと、操作がシンプルで初心者でも使いやすい点が挙げられます。
Coincheckの開設方法は、以下の通りです。
- メールアドレスを登録する
- 重要事項の承諾を行う
- 本人確認を行う
- 二段階認証を設定する
- 本人確認の審査完了メールを受信する
- 口座の登録をする
Coincheckの開設にかかる時間は5分程度と簡単なため、まずはCoincheckの口座開設から始めてみましょう。
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※公式サイトに遷移します。
イーサリアムを購入する
次に、イーサリアムを購入します。
口座開設が完了すると、仮想通貨取引所の会員ページにログインできるようになります。
ログイン後の画面にある「メニュー」から「販売所(購入)」をクリックし、イーサリアムを購入しましょう。
購入の際は、数量や交換する通貨の種類などを選択します。
間違いがないかしっかり確認をし、「購入する」をクリックしてイーサリアムの購入を進めましょう。
MetaMaskを用意する
出典:https://metamask.io/
次に、MetaMaskを作成します。
MetaMaskとは、イーサリアムをFoundationで使用する際に必要であり、ウォレットと呼ばるものです。
MetaMaskがおすすめな理由としては、操作が簡単で使いやすく、多くのユーザーに利用されていることなどが挙げられます。
MetaMaskの作成手順は、以下の通りです。
- MetaMask(PC版)をインストールする
- ウォレットを新規作成する
- パスワードを作成する
- シークレットリカバリーフレーズを保存・確認する
- MetaMaskの作成完了
MetaMask作成も所要時間は、5~10分程度で完了します。
イーサリアムをMetaMaskに送金する
次に、イーサリアムをMetaMaskに送金します。
Coincheckで購入したイーサリアムをMetaMaskに送金する方法は、Coincheckの画面から「コイン送金」を選択します。
その際、送金画面の「宛先」の欄にMetaMaskのアカウントの貼り付けが必要になります。
この手順を行い、イーサリアムをMetaMaskに送金してください。
MetaMaskにイーサリアムが着金したら操作は完了となります。
場合によっては出金に時間を要することがあるため、焦らず着金を待ちましょう。
Foundationの登録を行う
次に、Foundationの登録を行います。
Foundationの登録手順は、以下の通りです。
- Foundationの公式サイトにアクセス
- 「Connect Wallet」をクリック
- Foundationのアカウントを作成
- 仮想通貨ウォレット選択画面から「MetaMask」を選択
- 「Sign In」をクリック
- MetaMaskのアカウントと接続
- Foundationの登録完了
ちなみにこの操作はFoundationのサイトを訪れ、利用するたびに必要な作業となるため注意が必要です。
Foundationの購入方法
FoundationでNFTを購入する方法は、以下の通りです。
- 購入するNFTをマーケットで見つける
- 購入したい金額を入力して入札する
それぞれの手順について、詳しく解説していきます。
購入するNFTをマーケットで見つける
購入するNFTをマーケットで見つけましょう。
FoundationのNFT作品の購入は、すべてオークション形式で行われています。
気になるNFT作品を閲覧し、購入したい作品を見つけましょう。
価格はイーサリアムベースで表示されているため、事前に金額を確認することも大切です。
希望金額を入力して購入する
希望金額を入力して購入します。
購入したいNFT作品が見つかったら、「Place a bid」ボタンをクリックし詳細ページに飛びます。
詳細ページにある「Place a bid」をクリックし、購入したい金額を入力して「Place bid」をクリックして、購入が完了します。
Foundationの出品方法
FoundationでNFTを出品する方法は、以下の通りです。
- 出品するNFTを決める
- 販売形式を決める
- 販売価格を決める
- ガス代を支払って出品が完了する
それぞれの手順について、詳しく解説していきます。
出品するNFTを決める
まず、出品するNFTを決めます。
出品するNFTは、画像生成AIツールなどを利用して作成します。
画像生成AIツールはMidjourney(ミッドジャーニー)がおすすめです。
Midjourney(ミッドジャーニー)を使うと、絵を描くことが得意でない人でもハイクオリティなアートを指示文章だけで作成できます。
気になる方は無料トライアルを試してみましょう。
販売形式を決める
次に、販売形式を決めます。
Foundationでは、以下の2つの販売形式から選択することができます。
- オークション形式(Auction)
- 固定価格(Buy Now)
オークション形式では、入札額を購入者に決めてもらい商品の販売額が決定します。
固定価格での販売は、出品者が決めた価格で商品を売買する形式となります。
ちなみにFoundationのオークション形式は24時間制であり、最初の入札が入ってから24時間の間だけ入札が有効となる仕様です。
販売価格を決める
次に、販売価格を決めます。
販売価格を決めたら「Set Buy Now price」の欄に価格を入力しましょう。
価格入力が完了すると「You’ll receive」という文字の横に「数字+ETH」の表示が出ます。
この数字は、商品が売れた際に手数料分を引いた実際に受け取ることができる額となっています。
ガス代を支払って出品が完了する
最後に、ガス代を支払って出品を完了させましょう。
価格入院が終わると、ウォレットが自動的に起動します。
ガス代を確認し「確認」ボタンをタップしましょう。
しばらくすると出品が完了し「Buy Now Price set」との文字が表示されます。
Foundationでの稼ぎ方
Foundationでは、以下の方法で稼ぐことができます。
- NFTを取引して稼ぐ
- NFT作品を出品して稼ぐ
それぞれの方法について、詳しく解説していきます。
NFTを取引して稼ぐ
Foundationでは、NFTを取引して稼ぐ方法がメインとなります。
具体的には、NFT作品を購入し、その作品を売却する転売益がNFT取引で稼ぐ方法となります。
有名クリエイターの作品や、実力あるクリエイターの作品などをいち早く購入し、購入額よりも高い金額で売却することで利益を得ます。
近年NFTの需要は右肩上がりのため、NFT取引が気になる方は是非この方法で稼いでみましょう。
NFT作品を出品して稼ぐ
FoundationでNFT作品を出品し、稼ぐ方法もあります。
Foundationは2022年より誰でも出品することが可能になったため、FoundationにNFTを出品して稼ぐことも可能です。
初心者がNFT作品を作成する際には、画像生成AIツールなどを使うとスムーズにハイクオリティなアートを作成することができるためおすすめです。
FoundationでNFTが売れない際の対処法
FoundationでNFTが売れない際は、以下の方法を試しましょう。
- SNSやYouTubeで宣伝する
- トレンドに沿っているNFTを販売する
- 購入者への特典を付ける
それぞれの方法について、詳しく解説していきます。
SNSやYouTubeで宣伝する
FoundationでNFTが売れない際は、SNSやYouTubeで宣伝しましょう。
具体的な宣伝方法としては、TwitterやInstagram、YouTubeなどでプロモーションする方法です。
例えばTwitterで宣伝を行う場合は、以下の3つが有効です。
- ハッシュタグを活用する
- 販売しているNFT作品をツイートする
- Giveaway企画を開催する
また、テキストよりも画像を入れたツイートを行うこともユーザーの目に留まりやすいためおすすめです。
トレンドに沿っているNFTを販売する
FoundationでNFTが売れない際は、トレンドに沿っているNFTを販売しましょう。
NFT市場にはその時々でトレンドが生まれており、それをNFT作品に取り入れることが購入される近道となり得ます。
2023年4月時点で売れているNFT作品の特徴は以下の通りです。
- PFPにしやすい作品
- 可愛らしいキャラクター作品
- コミュニティパス機能を持つ作品
上記のようなトレンドを抑えつつ、オリジナルの作品を作成してみましょう。
購入者への特典を付ける
FoundationでNFTが売れない際は、購入者への特典を付けましょう。
購入者への特典の具体例としては、コミュニティへの参加権やエアドロップ、NFTアートの優先購入権などが挙げられます。
魅力を感じる特典で付加価値を付け、賢くNFT作品を販売しましょう。
Foundationのよくある質問
Foundationに関してよくある質問を紹介していきます。
Foundationにスマホアプリはある?
Foundationにスマホアプリはありません。
2023年時点で、Foundationのスマホアプリは作られていません。
もしもスマホでFoundationを利用したい場合は、ブラウザ版のFoundationをスマホからアクセスする方法を取りましょう。
Foundationの運営はどんな会社?
Foundationの運営会社「Foundation Labs社」は、アメリカのサンフランシスコに本社を構える会社であり、2020年5月に設立されました。
売上や規模、取引件数に関してはOpenSeaの方が多いですが、平均売り上げはFoundationが上回っており、勢いのある会社と言えます。
そのため、クリエイターとしてNFT作品を出品する場合はFoundationを利用することをおすすめします。
Foundationの最低販売価格は?
Foundationの最低販売価格は、0.10ETH〜です。
他のマーケットプレイスよりも高額になっており、FoundationでのNFT取引は大きく稼げるチャンスがあると言えます。
逆に言うと0.1ETH未満の金額のNFTはFoundationで出品することができないため、注意が必要です。
Foundationの特徴や使い方まとめ
この記事では、Foundationの特徴や使い方、売れない時の対象法などを解説してきました。
Foundationは以前紹介制のマーケットプレイスとして知名度を上げてきましたが、2022年より紹介制制度が撤廃され誰でもNFTを出品できるように変わっています。
参加しやすくなったFoundationでNFT取引を行い、賢く利益を上げてみてはいかがでしょうか。
なお、おすすめのNFTマーケットプレイスは以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。