この記事を読んでいるあなたは、
- 学生でもクレジットカードの審査に通ることはできるの?
- 学生のクレジットカードでは何を審査されるの?
- 学生がクレジットカードの審査を通過するコツは?
上記のように考えているかもしれません。
この記事では「学生のクレジットカード審査に関する実態やおすすめカード」などについてお伝えしていきます。
学生でもクレジットカードは作れる?審査は必要?
クレジットカードの審査を通過できれば、学生であってもカードを作れます。
クレジットカードのなかには学生不可としているものも多く、カードを作るためには学生でも条件を満たせるクレジットカードを選ぶ必要があるでしょう。
しかし、学生可としているクレジットカードでも、審査によって属性情報や信用情報などを確認しています。
そのため、もし条件を満たしておらず審査で通過できなければ、クレジットカードを作れません。
学生でもクレジットカードが作れるのか、どのような審査基準があるのか、といった点は事前に確認しておくのが賢明です。
学生がクレジットカードに申し込む際の審査基準
学生でもクレジットカードの申込は可能ですが、審査基準を満たさなければクレジットカードを作れません。
学生がクレジットカードに申し込む際の審査基準について、以下の2点を解説します。
- 年齢などの属性情報
- 携帯代の支払い状況などの信用情報
年齢などの属性情報
クレジットカードは、一定の属性情報を満たしていなければ審査に通過できません。
属性情報は、基本的には以下の基準があるとされています。
- 年齢
- 職業
- 年収
- 勤務年数
- 勤務先
ほかにもさまざまな情報をもとに判断しており、一般的に学生は収入状況が低いと判断される傾向にあります。
そのため、一般カードのなかには学生不可としているものが多くなっています。
ただ、学生であっても安定的な収入があるケースなどでは十分にクレジットカードの作成が見込めるため、まずは各カード会社の基準を確認しておきましょう。
携帯代の支払い状況などの信用情報
クレジットカードの審査では、携帯代や別のクレジットカードの支払い状況などの信用情報を確認しています。
例えば、携帯代やクレジットカードの支払いを滞納してしまった場合には、信用情報に傷がついてしまいます。
信用情報に傷があると審査で不利になってしまうため、クレジットカードが作りづらくなる可能性が高いです。
クレジットカードを作る際は、信用情報に傷がつかないように日々の支払いや遅延などに注意しましょう。
学生がクレジットカード審査に落ちる主なケース
クレジットカード審査では、学生であっても審査基準を満たしていなければ、審査に落ちてしまいます。
しかし、対策をしていれば、学生であっても希望のクレジットカードを作る可能性が高まります。
学生がクレジットカード審査に落ちる主なケースについて、以下の5点を解説します。
- 学生対象外のクレジットカードに申し込んだ
- 信用情報に傷があった
- 申し込み内容に誤りがあった
- 複数のクレジットカードに申し込んでいた
- 保護者の同意を得ていなかった
学生対象外のクレジットカードに申し込んだ
クレジットカードの条件のなかには、学生不可としているクレジットカードがあります。
学生が発行不可とされているクレジットカードは、年収やこれまでのクレジットカードの利用履歴などの情報をもとに判断されます。
利用不可のクレジットカードに学生が申し込んでしまった場合、学生では超えられない条件の壁があるため、審査に落ちてしまいます。
学生を対象にしたクレジットカードを提供しているカード会社は、公式サイトでアピールしているため、必ず確認するようにしましょう。
信用情報に傷があった
携帯代や他社のクレジットカードの支払いで過去に滞納してしまった場合に、信用情報に傷がついてしまいます。
クレジットカードの審査では信用情報を丁寧に確認するため、信用情報に傷があれば審査に落とされてしまう可能性が高まります。
特に学生の場合は、携帯料金の支払い漏れで審査に落ちるケースが多いです。
滞納などの小さなトラブルでも傷がついてしまい、将来的なクレジットカードの審査にも影響が出かねません。
そのため、日々の支払いで滞納をしないように注意しましょう。
支払日をカレンダー等にチェックしておくと、支払い忘れなどを未然に防止できます。
申し込み内容に誤りがあった
クレジットカードの審査には申込時の内容を確認しますが、申し込み内容に誤りがあると審査で不利になります。
明らかな誤入力などがあった場合には、カード会社から確認されるケースもありますが、そのまま審査に入るケースもあります。
その結果、入力内容に虚偽の申告があったとして、審査落ちになってしまう可能性が高いため注意が必要です。
必ず申し込み内容は確認したうえで、ミスがないように記入後のチェックを徹底しましょう。
複数のクレジットカードに申し込んでいた
クレジットカードの申込では、他社であってもほかのクレジットカードの申込状況を確認できます。
しかし、複数のクレジットカードに申し込んでいた場合、審査に不利に働くことがあるため注意しましょう。
1社1社の結果が確定するまでは、複数のクレジットカードを申し込むの控えておくのが無難でしょう。
また、過去のクレジットカード申込から期間が空いてない場合は、3ヶ月程度期間を空けたうえで申し込みをするのがおすすめです。
保護者の同意を得ていなかった
クレジットカードの申込では、保護者の同意が必要なケースがあります。
特に学生は収入が少なく信用に欠けるため、保護者の同意を必須にしているクレジットカード会社が多いです。
そのため、申し込む際は保護者に同意書を記入してもらい、クレジットカード会社に提出しましょう。
学生がクレジットカードの審査通過率を上げるコツ
学生がクレジットカードの審査通過率を上げるコツについて解説します。
- 職業欄に学生と記入する
- 携帯代などの滞納をしないようにする
- 学生向けクレジットカードに申し込む
職業欄に学生と記入する
クレジットカードの審査では、学生の審査基準が緩く設定されている可能性があります。
そのため、職業欄ではアルバイト・パートと記載するのではなく、学生と記入するのが良いでしょう。
アルバイトやパートと記入してしまうと、属性関係の基準が厳しくなる傾向にあります。
一方で、学生の基準はほかの職業よりも緩やかであるため、クレジットカードが作りやすいです。
携帯代などの滞納をしないようにする
携帯代やクレジットカードの支払いを滞納した場合、信用情報に傷がつき、クレジットカードを作るのが厳しくなってしまいます。
信用情報で傷がつくと、長期間クレジットカードの審査で不利に働いてしまうため注意が必要です。
日々の支払いで滞納をしないよう、無理のない計画を立てたうえで支払いを行いましょう。
学生向けクレジットカードに申し込む
クレジットカードのなかには「学生向け」のものがあり、審査基準が緩く設定されています。
おすすめの学生向けのカードは後ほど紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
学生向けクレジットカードに申し込めば、比較的簡単にカードの発行が可能です。
また、カードのなかには一定条件を満たせば、一般カードとして使えるケースもあります。
そのため、学生向けカードは長期的にも利用しやすい点が1つのメリットです。
学生のクレジットカード審査における注意点
一方、学生のクレジットカードの審査では、注意しておきたいポイントがあります。
学生のクレジットカード審査における注意点について、以下の2点を解説します。
- 18歳以上でも保護者の同意書が必要な場合も
- 審査の段階で本人確認や在籍確認が行われる場合がある
18歳以上でも保護者の同意書が必要な場合も
2022年4月の民法改正により、成年年齢が18歳以上となっており、基本的には保護者の同意なしにクレジットカードの申込が可能です。
しかし、一部のカード会社ではトラブルを回避する目的で、保護者の同意を求めるケースがあります。
同意の確認は、クレジットカード会社から提出を求められる同意書で確認されます。
カード会社の公式サイトなどで、事前に保護者の同意が必要かどうかを確認しておきましょう。
審査の段階で本人確認や在籍確認が行われる場合がある
クレジットカードの審査では必要に応じて、本人確認や在籍確認が行われる場合があります。
免許証やマイナンバーカードなどを読み取って、本人確認を実施します。
在籍確認ではアルバイトやパート先に電話にて確認を取られるケースがあるため、あらかじめ把握しておきましょう。
もし確認が取れない場合は、審査通過が困難になります。
加えて、在籍確認は会社に連絡がいくケースがあるため、会社にバレたくない人は事前にコールセンターに相談するのがおすすめです。
学生でも審査に通りやすいおすすめクレジットカード5選
学生でも審査に通りやすいおすすめクレジットカードについて、以下の5点を解説します。
- JCB カード W
- 三井住友カード
- 学生専用ライフカード
- 楽天カード アカデミー
- エポスカード
JCB カード W
出典:https://www.jcb.co.jp/ordercard/kojin_card/os_card_w2.html
JCBカード Wは、国際ブランドであるJCBが提供する学生も申し込めるクレジットカードです。
18歳以上であれば学生でも申し込めるため(高校生不可)、学生でも気軽に申し込めます。
また、旅行保険やショッピングガード保険などの特典も付帯されており、学生でも十分に利用できる点は嬉しいポイントでしょう。
国際ブランドというバックがあるため、セキュリティ面を気にされている方におすすめです。
■特徴
JCBカード Wの特徴は、以下の通りです。
- 国際ブランドが提供する安心・安全のカード
- 保険やセキュリティなどのサービスも充実
- キャッシュバックキャンペーンも定期的に展開
■概要
JCBカード Wの概要は、以下の表の通りです。
年会費 | 無料 |
---|---|
申込条件 | 18〜39歳(高校生を除く) |
還元率 | 1.0%〜 |
ブランド | JCB |
公式サイト | JCB カード W公式サイト |
三井住友カード
出典:https://www.smbc-card.com/index.jsp
三井住友カードは、ナンバーレスカードとしても知られており、学生でも申し込めるクレジットカードです。
アプリですべて完結できるサービスも提供しており、財布いらずで利用できます。
また、ポイント還元では提携している店舗を利用するだけで最大7%還元も期待できます。
ナンバーレス・カードレスで利用したい方におすすめのクレジットカードです。
■特徴
三井住友カードの特徴は、以下の通りです。
- ナンバーレスカードで学生でも申し込める
- アプリですべて完結できるサービスも提供
- 提携している店舗で最大7%還元
■概要
三井住友カードの概要は、以下の表の通りです。
年会費 | 無料 |
---|---|
申込条件 | 18歳以上(高校生を除く) |
還元率 | 0.5%〜 |
ブランド | VISA、Mastercard |
公式サイト | 三井住友カード公式サイト |
学生専用ライフカード
出典:https://www.lifecard.co.jp/card/credit/std/
学生専用ライフカードは、ライフカードが提供する学生に特化した内容のクレジットカードです。
そのため、審査基準も緩く設定されており、学生でクレジットカードを検討されていれば必ず選択肢に入れておきたいカードといえます。
また、対応している国際ブランドの種類も豊富で、国際ブランドでこだわりたい場合はおすすめでしょう。
学生で着実にカードを入手したい方にとっては、おすすめのクレジットカードです。
■特徴
学生専用ライフカードの特徴は、以下の通りです。
- ライフカードが提供する学生に特化した内容のクレジットカード
- 審査基準も緩く設定されている
- 対応している国際ブランドの種類も豊富
■概要
学生専用ライフカードの概要は、以下の表の通りです。
年会費 | 無料 |
---|---|
申込条件 | 18〜25歳(大学・大学院・短期大学・専門学校に在学中) |
還元率 | 0.1%〜 |
ブランド | VISA、Mastercard、JCB |
公式サイト | 学生専用ライフカード公式サイト |
楽天カード アカデミー
出典:https://rakuten-card.co.jp/card/rakuten-card-academy/
楽天カード アカデミーは、楽天が提供する学生向けのクレジットカードです。
周辺の楽天サービスでお得なポイント還元があり、楽天ポイントを活用していればさまざまな特典が受けられます。
また利用額も30万円と設定できるため、ショッピングでも活用しやすくなっています。
楽天サービスを活用している方におすすめです。
■特徴
楽天カード アカデミーの特徴は、以下の通りです。
- 楽天が提供する学生向けのクレジットカード
- 周辺の楽天サービスでお得なポイント還元
- 利用額も30万円と設定できる
■概要
楽天カード アカデミーの概要は、以下の表の通りです。
年会費 | 無料 |
---|---|
申込条件 | 18〜28歳(高校生を除く) |
還元率 | 1.0%〜 |
ブランド | VISA、JCB |
公式サイト | 楽天カード アカデミー公式サイト |
エポスカード
出典:https://www.eposcard.co.jp/index.html
エポスカードは、マルイのグループ会社が提供している学生でも申し込めるクレジットカードです。
基本的なクレジットカード機能は利用でき、スマホ決済にも対応しています。
また、保険やETCカードなどの特典も付帯されており、1枚持っているだけでさまざまな場面で利用できます。
サービスが充実しているクレジットカードを持ちたい方に、おすすめのクレジットカードです。
■特徴
エポスカードの特徴は、以下の通りです。
- マルイのグループ会社が提供している学生でも申し込めるクレジットカード
- スマホ決済にも対応している
- 保険やETCカードなどの特典も付帯
■概要
エポスカードの概要は、以下の表の通りです。
年会費 | 無料 |
---|---|
申込条件 | 18歳〜 |
還元率 | 0.5%〜 |
ブランド | VISA |
公式サイト | エポスカード公式サイト |
学生がクレジットカードを発行するまでの流れ
学生がクレジットカードを発行するまでの流れは、以下のとおりです。
- 属性情報や信用情報の入力
- 本人確認書類の提出
- 審査
- 審査結果の通知
基本的には身分に限らず、クレジットカードの審査は同じような流れで進んでいきます。
トータルで約2週間程度の期間を要しますが、それ以上の期間がかかる場合にはカード会社に問い合わせするのも有効です。
また、ナンバーレスカードの場合は即日受け取りも可能です。
しかし、さまざまな都合でスケジュールが遅れる可能性もあるため、余裕の持った計画で申し込みをしましょう。
学生のクレジットカード審査に関してよくある質問
学生のクレジットカード審査に関するよくある質問に回答します。
- 高校生でもクレジットカードを作れる?
- クレジットカードの審査に学歴は関係ある?
- 審査期間はどのくらい?
- 学生で収入なしでも審査に通過する?
高校生でもクレジットカードを作れる?
基本的にクレジットカードは18歳以上が年齢制限となっており、高校生は不可とされています。
しかし、高校生可のクレジットカードであれば、年齢制限さえ満たせばクレジットカードの発行は可能です。
公式サイトで高校生についての条件を記載しているものも多いため、あらかじめ確認しておきましょう。
また、今回紹介したカードは学生でも発行できるため参考にしてみてください。
クレジットカードの審査に学歴は関係ある?
クレジットカードの審査では、学生かどうかの基準はあるものの、学歴を持って判断されません。
一方で、クレジットカードの審査で「学生」や「社会人」などの身分は審査基準に考慮されるため、基準を緩くする意味では効果的な可能性があります。
上記を踏まえて、職業欄にアルバイト・パートと記載せず、学生と記載するようにしましょう。
学生と記入すると、通常よりも通過率が高くなります。
審査期間はどのくらい?
クレジットカードの審査は、即日〜約2週間を目処に完了します。
しかし、この期間は審査がスムーズにおこなわれた場合となっており、例えばほかの申し込み者も多かったり申し込み内容に不備があったりするとさらに期間を要します。
そのため、あくまでも目安としたうえで、余裕の持ったスケジュールで申し込みましょう。
学生で収入なしでも審査に通過する?
学生で収入がなかっても、審査に通過する可能性は高いでしょう。
基本的に学生という身分で審査が進められるため、ほかの社会人と比べても審査基準が緩く設定されています。
もちろんアルバイトやパートで収入があれば、より審査に通過しやすくなるため、しっかりと申し込み内容に記載しましょう。
学生のクレジットカード審査まとめ
この記事では、「学生のクレジットカード審査に関する実態やおすすめカード」などについてお伝えしました。
学生であっても審査の基準さえ満たせば、誰でもクレジットカードは作れます。
しかし、クレジットカードを作るためには、どのような審査基準なのかを知り、対策をしておく必要があるでしょう。
また、学生でも審査に通りやすいクレジットカードを選ぶ点も大切なポイントです。
この記事で挙げたクレジットカードでは、以下のものがおすすめでしょう。
- JCB カード W
- 三井住友カード
- 学生専用ライフカード
- 楽天カード アカデミー
- エポスカード
さまざまなクレジットカードがありますが、上記のものは総合的な人気が高いクレジットカードとなります。
ぜひ、クレジットカードを検討する際のご参考にしてください。