イーサリアムクラシック(ETC)とは?特徴や購入手順、将来性や今後の普及について解説

イーサリアムクラシック(ETC)とは?特徴や購入手順、将来性や今後の普及について解説

この記事を読んでいるあなたは、

  • イーサリアムクラシック(ETC)の特徴や将来性を知りたい
  • イーサリアムクラシック(ETC)の購入手順を知りたい
  • イーサリアムクラシック(ETC)を購入するのに最適な仮想通貨取引所を知りたい

上記のように考えているかもしれません。

この記事では、そんなあなたに向けて「イーサリアムクラシック(ETC)の特徴や将来性、購入手順や購入するのに最適な仮想通貨取引所」などをお伝えしていきます。

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目次

イーサリアムクラシック(ETC)とは?

ethereumclassic公式

出典:https://ethereumclassic.org

イーサリアムは、2014年のプレセール開始から分散型アプリケーションを可能とする優れたブロックチェーンプラットフォームとしての評価が高まり、2016年には新規仮想通貨公開(ICO、 Initial Coin Offering)による資金調達が計画されました。

イーサリアムプラットフォーム上における、The DAOという分散型投資組織による資金調達です。

The DAOとは、非中央集権型つまり分散型で自立した組織であり、投資先をファンド参加者の投票で決定し、利益配当は直接投資者に還元されるものです。

オーガナイザーは存在しないので、そこへの手数料支払いは発生しません。

ICO、DAOトークンセールによって、1億5千万ドルを調達し、当時のICOとしては最高の金額を記録しました。

しかしこのThe DAOにはSplitというシステムが採用され、そのプログラム上のある脆弱性が大きな問題を発生させたのです。

Splitはファンド参加者の投票で決定した投資に賛成できない場合は、その反対意見の参加者は投資した資金をThe DAOの管理するアドレスとは別のアドレスに移すことができるというものです。

この資金移動を可能とするプログラムにバグがありました。

悪意あるハッカーによって、一度で済むべきSplitが不正に繰り返され、多額の資金の横領が行われてしまい、その額は5,200万ドルにも及びました。

但し、Splitによって移動された資金は27日間はさらに移動させることはできないというスマートコントラクトは有効に機能していたので、その間にこの不正に対してどのように対応するかということが投資者の間で議論されたのです。

ふたつの考えが示されました。

1つは不正な移動先のアドレスを凍結してしまうということです。

これによると犯人はもちろんこの資金を引き出せないということになりますが、被害者であるThe DAOサイドでも同様にこの資金を取り戻すことはできなくなります。

2つめの考えは、ハードフォークにより、ハッキングをなかったものにしてしまうということでした。

つまり資金の不正な移動の前の状態のブロックチェーンを全く新たなブロックチェーンとして作り出すということです。

結論として、ハードフォークが選択されたのです。

ハードフォークで新たに産まれたのが、現在のイーサリアム(ETH)です。

そしてこのハードフォークに反対し、フォーク前のバージョンを支持しそれによって継続されたイーサリアムがこのイーサリアムクラシック(ETC)なのです。

このときの議論の中心部分は、「管理者によって送金の記録を取り消すためにハードフォークを行うことは、中央集権的な組織の行動であり、イーサリアムプラットフォームの本来の目的であった分散型組織としての在りかたと矛盾するのではないか」ということでした。

ハードフォーク支持者は不正行為に対しての防衛手段としてこのハードフォークは正当なことで5,200万ドルを守ることは当然の行為だとしました。

対してハードフォーク反対者の理念は「Code is Law」というものでした。

スマートコントラクト上に発生することは物理法則であり、ハッカーはその法則を利用したにすぎず、そこには何らかの正邪を区分する法律があったわけではないということです。

つまりスマートコントラクト上で行われたことを人為的に覆したハードフォーク支持者は自らその分散型プラットフォームを否定していると批判したのです。

ですから、現在においても、イーサリアムクラシックは常にCode is Lawということを強く意識しており、アプリケーションは故障による中断、検閲、または第三者の干渉無しにプログラム通りに正確に実行されなければならないとしています。

イーサリアムクラシックはこの理念を貫くことを証明し続けている唯一のスマートコントラクトプラットフォームなのです。

イーサリアムクラシック(ETC)の基本情報

イーサリアムクラシック(ETC)の基本情報を表にまとめました。

ティッカーシンボルETC
発行上限2億1千万ETC
上場時期2015年7月13日
提唱者ヴィタリック・ブリテン
公式サイトイーサリアムクラシック(ETC)公式はこちら

イーサリアムクラシック(ETC)の将来性/今後の普及について

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イーサリアムクラシック(ETC)の将来性や今後の普及などについて解説していきます。

IoTの実用化を目指す

イーサリアムクラシックはIoT(Internet of Things)分野でのブロックチェーン技術の活用を進めています。

IoTとは自動車、家庭電化製品、建築物などのあらゆるものをインターネットに接続することや相互に通信できるようにする技術です。

多種多様な情報が交錯するため、高度なセキュリティ能力や高速処理能力が要求されますが、イーサリアムクラシックでは、ブロックチェーン技術を用いて、IoTにおけるそれらの問題を解決しています。

発行上限

イーサリアムクラシックは2億1千万ETCを発行上限としています。

一般的に発行上限のない通貨は市場の供給量が増えると価値が下がり、発行上限がある通貨は市場の供給量が減り続けると価値が上がります。

イーサリアムクラシックもその理論にしたがって価値を上げる狙いがあります。

価格動向

イーサリアムクラシックの価格は、2022年3月末には高騰しましたが、その後は社会情勢の変化につれて下落しています。

ロシアとウクライナの戦乱、米国株の停滞、ステーブルコインUSTのディペッグ問題などの影響を受けたためですが、これらのことはイーサリアムクラシックのみならず仮想通貨市場全体にネガティブな作用をしています。

しかし8月からは上向きの気配も出ており、余裕資金を投資するタイミングともいえます。

イーサリアムクラシック(ETC)の注目ポイント

hacker program

イーサリアムクラシック(ETC)の注目ポイントについて解説していきます。

分散型自立組織

イーサリアムクラシックは、管理者のいない、集中した権力機構のない分散型ブロックチェーンです。

またブロックチェーンのブロックサイズを小さくして、数多くの端末機、ノードで構成されるようになっています。

それだけ関わる人が増えることでますます分散型となり、非中央集権化が徹底されていく仕組みとなっています。

まさにイーサリアムの正統性、クラシックを継続しているブロックチェーンプラットフォームといえます。

Code is Law

イーサリアムクラシックコミュニティの最も重要な理念は「Code is Law」、プログラムコードこそが法律であるということです。

ブロックチェーンを支配するのはその時々の利害関係人の判断ではなく、スマートコントラクトなどのプログラムコードであるという考え方です。

事実、イーサリアムクラシックのブロックチェーン上には、非中央集権的な運営を象徴するものとして、現在でもハッキングデータがそのまま残されています。

コンセンサスアルゴリズム

イーサリアムクラシックはコンセンサスアルゴリズムとしてPoWを採用しています。

これはビットコインと同じであり、PoSへの移行を果たしたイーサリアムとは異なっています。

ここでもイーサリアムクラシックの徹底した分散型志向が見てとれます。

また、イーサリアムクラシックではサイドチェーンの実装を目指しており、それによって処理スピードや手数料高騰の問題をクリアすることが可能となります。

サイドチェーンユースとは、メインのブロックチェーンとは別のブロックチェーンを利用して、事前の処理を行わせることにより、メインのブロックチェーンの負荷を下げるという手法です。

イーサリアムがコンセンサスアルゴリズムの変更によりそれらの問題を解決しようという試みとは対照的といえます。

イーサリアムクラシック(ETC)の購入手順

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イーサリアムクラシック(ETC)の購入手順を解説していきます。

1.Coincheck(コインチェック)で口座開設を進める

スマートフォンのアプリから簡単に口座開設することができます。

アプリをダウンロードしましたら、ログインし、画面下の「会員登録」をタップします。

画面が変わりますので、「メールアドレス」を入力し、「次へ」をタップします。

さらに「パスワード」を入力し、「登録」をタップします。

登録したメールアドレス宛にメールが送信されますので、メールに記載されたリンクを押し、メールアドレスが正しいことが確認されたら、アカウント作成は完了となります。

次に「本人確認」を行います。

「本人確認をする」から「ご確認ください」へ進み、さらに各種重要事項を確認します。

それぞれにおいて、年齢、居住国を確認し、重要事項も各項目を確認していきます。

電話番号を入力し「次へ」をタップしますと、SMSに6桁の数字が送られるので入力します。

「名前」、「住所」、「職業」などを入力し、「本人確認書類」を選択します。

指示通りに本人確認書類を撮影し、本人の顔写真および動画を送付しますと完了です。

審査が終了次第連絡が来ます。

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※公式サイトに遷移します。

2.Coincheckで開設した口座に日本円を入金する

ログインし、「入出金」から「銀行口座から入金」を選択します。

振込先の口座情報が表示されますので、表示内容に従い指定口座に振り込みます。

現在、他の入金方法はありません。

3.Coincheckでイーサリアムクラシック(ETC)を買う

ログインし、「販売所」から「購入したい暗号資産」へ進みます。

イーサリアムクラシック(ETC)を選択し、購入をタップします。

日本円で購入金額を入力し、「日本円でイーサリアムクラシックを購入」から「購入」をタップして完了です。

イーサリアムクラシック(ETC)の購入におすすめの仮想通貨取引所を紹介

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イーサリアムクラシック(ETC)の購入におすすめの仮想通貨取引所を紹介します。

Coincheck

Coincheck

出典:https://coincheck.com/ja

Coincheckは関東財務局登録済みの暗号資産登録業者です。

取扱仮想通貨数は国内最大級であり、アプリダウンロード数もNo.1となってます。

販売所での取引手数料は無料となっていますし、銀行振込入金手数料も無料です。

安全性への取り組みもしっかりしており、また問い合わせにも迅速に対応してくれる安心して利用できる仮想通貨取引所です。

しかしコインチェックも2018年1月にハッカーの攻撃を受け、およそ6億ドル相当の仮想通貨NEMが流出するという被害にあっています。

このときコインチェックでは仮想通貨をインターネットに接続した状態であるホットウォレットで管理していました。

これはオフライン上でのコールドウォレットと比較して低コストとなるという利点がありますが不正アクセスのターゲットとなるというデメリットがあったのです。

コインチェックはこの後でセキュリティ体制を見直し、コールドウォレットを採用、さらに2段階認証を行うなどの措置をとっています。

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イーサリアムクラシック(ETC)の購入手順や将来性まとめ

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本記事では「イーサリアムクラシック(ETC)の特徴や将来性、購入手順や購入するのに最適な仮想通貨取引所」について詳しく解説していきました。

仮想通貨においては過去いくつかの巨額詐欺事件やハッキング事件がおきています。

イーサリアムのICOにおけるThe DAO事件は非常に大きな規模のハッキング事件でした。

イーサリアムが注目を集め始めた時期だっただけにイーサリアムそして仮想通貨市場全体に大きな影響を及ぼした事件であり、またその事件の影響でハードフォークが行われた結果生まれたのがイーサリアムクラシック(ETC)です。

イーサリアム(ETH)が時々刻々と変化するのに対して、イーサリアムクラシック(ETC)は分散型プラットフォームの正統な姿を守り続けているブロックチェーンです。

そこを支持するファンも多く、今後も価格動向に注目したい仮想通貨です。

なお、おすすめの国内仮想通貨取引所ランキングは以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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