仮想通貨のヘデラ(HBAR)とは?特徴や注意点、将来性や買い方を解説

仮想通貨ヘデラ アイキャッチ

この記事を読んでいるあなたは、

  • 仮想通貨のヘデラ(HBAR)の概要や買い方を知りたい
  • ヘデラ(HBAR)の特徴や注意点について知りたい
  • ヘデラ(HBAR)の価格動向や将来性があるのかを知りたい

上記のように考えているかもしれません。

この記事では「ヘデラ(HBAR)の特徴や注意点、将来性や購入する方法」などについてお伝えしていきます。

なお、おすすめの国内仮想通貨取引所ランキングは以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。

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目次

仮想通貨のヘデラ(HBAR)とは

ヘデラ 公式サイト

出典:https://hedera.com/

仮想通貨のヘデラ(HBAR)とは、ブロックチェーン技術を適用しない独自のコンセンサスアルゴリズムを持つ、ネットワーク上で使用されるネイティブトークンのことです。

ヘデラ(HBAR)は従来のビットコインやイーサリアムといった従来の仮想通貨とは異なり、ブロックチェーン技術を適用しない独自の分散型元帳のテクノロジーを使用しているのが大きな特徴です。

また、スマートコントラクト機能が備わっているためDapps(分散型アプリケーション)の開発に利用することが可能であり、新型コロナウイルスへの対策に用いられたことでも大きく話題になりました。

2019年9月にリリースされたばかりの比較的新しい仮想通貨ですが、時価総額ランキングでは現時点で32位まで上昇しており、中央機関であるヘデラ運営審議会には数多くの有名企業が参加していることなどもあって近年特に注目を集めています。

ヘデラ(HBAR)の基本情報

銘柄名へデラ
ティッカーシンボルHBAR
発行上限枚数500億枚
時価総額(2023年12月現在)約4,360億円
承認方式ハッシュグラフコンセンサス
中央機関ヘデラ運営審議会
公式サイトヘデラ 公式サイト

ヘデラ(HBAR)の特徴

Featureと星

ヘデラ(HBAR)には、以下のような特徴があります。

  • 独自の分散型元帳技術を採用している
  • 少ない消費電力で高速のトランザクション処理が可能である
  • 世界的に有名な企業が運営に参加している

それぞれ説明します。

独自の分散型元帳技術を採用している

ヘデラ(HBAR)は、独自の分散型元帳技術を採用しています。

ハッシュグラフと呼ばれるコンセンサスアルゴリズムが使用されており、有向非巡回グラフとも呼ばれるDAG(Directed Acyclic Graph)のデータ構造になっています。

ブロックチェーンの説明

一般的なブロックチェーンのネットワークは、上の画像のように複数のブロックを1本のチェーンによって繋ぎ合わせるような直線的な構造になっています。

Hashgraph 構造

しかし、ハッシュグラフはブロックチェーンとは異なり、上の画像のような構造をしています。

ハッシュグラフは全ての取引データが順序付けられて管理されているため、ネットワークの安定性を高く保つことできるといったメリットもあります。

少ない消費電力で高速のトランザクション処理が可能である

ヘデラ(HBAR)は、少ない消費電力で高速のトランザクション処理を行うことが可能です。

ハッシュグラフではブロックチェーン技術を採用していないため、マイニングを行う必要がなく、複数のデータを同時に処理することができます。

また、ハッシュグラフは、1つの情報が複数の情報と繋がっている構造上、多くの情報を同時にやり取りすることが可能です。

そのため、消費電力を極力抑えた上で、高速かつ安全にデータ処理を行うことが可能です。

具体的には、トランザクションあたりのエネルギー消費量は0.00017KWH、1秒あたりのトランザクション処理件数は10,000件以上という数値になっています。

マイニングとは
マイニングとは、複雑な計算問題を解決して新しいブロックをブロックチェーンに追加・保存することです。

マイニングを行う「マイナー」はマイニングを行うことで、報酬として仮想通貨を得ることができます

また、マイニングを行うことで、過程における仮想通貨の送金や受け取りなどの操作を検証し、ブロックチェーンネットワークの安全を維持することも可能です。

世界的に有名な企業が運営に参加している

ヘデラ(HBAR)は、世界的に有名な企業が運営に参加しています。

ヘデラ(HBAR)を運営しているヘデラ運営審議会には、GoogleやIBMといった世界最大手のIT企業の他にも、BOEINGやDBS、AVERY DENNISONや野村ホールディングスなどの有名企業が関わっています。

従来の仮想通貨とは一線を画すヘデラ(HBAR)は、投資家だけではなく、世界中の企業からも大きく期待されている仮想通貨です。

ヘデラ(HBAR)の価格動向

コインとPrice

ヘデラ(HBAR)の価格動向について、過去と現在に分けてそれぞれ説明します。

過去(2022年1月〜)の価格動向

2022年の初め頃には25~30円台で推移していましたが、4月頃から一気に下落し、年末まで10円台を切る期間が長く続きました。

ヘデラ(HBAR)の需要が減ったためではなく、アメリカの金融引き締めによって仮想通貨の市場が全体的に暴落していた影響を受けたことが主な要因です。

現在(2024年1月)の価格動向

2024年1月下旬現在のヘデラ(HBAR)の価格は約11円です。

ヘデラ(HBAR)の価格は、2023年の開始時点では5円台まで落ちていましたが、翌2月には12円台まで上昇しています。

また、2023年の3月から12月にかけて6~10円台を推移した後、12月に入ってからは再度10円台を超え、現時点では11~13円台の間で推移しており、依然として上昇傾向にあると言えます

ヘデラ(HBAR)の将来性/今後の見通し

都市を見る人

ヘデラ(HBAR)は実社会でのユースケースがさらに広がっていくことが期待されている、非常に将来性のある仮想通貨です。

主な理由としては、以下のものが挙げられます。

  • 医療分野で実用が拡大する可能性がある
  • より活発的なNFTの作成が予想される
  • 国際金融送金システムへの採用が期待されている

それぞれ説明します。

医療分野で実用が拡大する可能性がある

ヘデラ(HBAR)は医療分野において実用が拡大する可能性があります。

2021年にはイギリスで新型コロナウイルスのワクチンを管理するためにヘデラ(HBAR)の技術が活用されています。

新型コロナウイルスのワクチンは一定の温度と期間で厳格に管理しなければならず、人為的なミスがたびたび問題になっていました。

しかし、ヘデラ(HBAR)の技術を導入することでワクチンの保管や供給に関する正確な情報を低コストで記録することができるようになりました。

今後も医薬品の管理などの場面でヘデラ(HBAR)の技術が役立てられることが大いに期待できます。

より活発的なNFTの作成が予想される

ヘデラ(HBAR)によって、今後より活発にNFTが作成されることが予想されます。

ヘデラ(HBAR)が提供しているHTS(Hedera Token Service)を利用すると、スマートコントラクトの設定を行わずにNFTを作成することが可能です。

また、ハッシュグラフでは低コストで高速な処理を行うことができるため、NFT作成のプラットフォームとしての利用が増えていくことが期待できます。

NFTの領域でのユースケースが広まることで、ヘデラ(HBAR)の需要が高まり価格が上昇していく可能性があります。

国際金融送金システムへの採用が期待されている

ヘデラ(HBAR)は、国際的な金融送金システムに採用されることが期待されています。

2021年11月に、ヘデラ運営審議会に参加している新韓銀行が、ヘデラ(HBAR)のネットワークを使用した国際送金のシステムを開発したと発表し話題になりました。

ハッシュグラフを採用したことで、国際間の送金速度の向上や大幅なコスト削減を実現させています。

同様のシステムを採用する金融機関が増えていくことでヘデラ(HBAR)の認知もさらに広まり、需要が高まっていくことが期待できます。

ヘデラ(HBAR)の注意点

Importantと壁紙

ヘデラ(HBAR)には以下の注意点があります。

  • 他の仮想通貨と比べて価格変動が大きい
  • ハッキング攻撃の対象となる可能性がある

それぞれ説明します。

他の仮想通貨と比べて価格変動が大きい

ヘデラ(HBAR)の取引を行う際には、他の仮想通貨と比べて価格変動が大きいことに注意が必要です。

昨年(2023年)の1月と12月時点を比較すると価格差が2倍以上開いており、大きく利益を上げられる可能性がある反面、購入のタイミングによっては少なからず損失が出てしまう危険性もあります

ヘデラ(HBAR)を購入する際には、経済情勢や相場の動きを前もって念入りに確認しておきましょう。

ハッキング攻撃の対象となる可能性がある

ヘデラ(HBAR)の取引を行う際は、ハッキング攻撃の対象となる可能性があるということにも注意しましょう。

2023年3月、ヘデラ(HBAR)はメインネットにおけるスマートコントラクトサービスの脆弱性を悪用されてハッキング攻撃を受けています

実際に過去に被害が生じていることから、今後も同様の事件が起こる危険性がないとは言い切れないため、注意が必要です。

ヘデラ(HBAR)の買い方/購入の流れ

STEPと階段

国内の仮想通貨取引所であるCoinTradeを利用してヘデラ(HBAR)を購入する方法を説明します。

流れとしては、以下のようになります。

  • CoinTradeの口座を開設する
  • CoinTradeに日本円を入金する
  • ヘデラ(HBAR)を購入する

それぞれ説明します。

CoinTradeの口座を開設する

はじめに、CoinTradeの口座を開設します。

CoinTradeの口座を開設する方法は以下の通りです。

  • CoinTrade公式サイトへアクセスし、トップページで口座開設ボタンをクリック
  • 登録するメールアドレスを入力し、確認メールを送信するボタンをクリック
  • 到着したメールの本文に記載されているURLからパスワードを設定
  • ログイン設定受付完了後、専用アプリをダウンロード
  • アプリを起動し、保有資産画面でログインボタンをタップ
  • SMS認証後、各種交付書面への同意
  • 基本情報の入力と本人確認書類の提出、顔写真の撮影
  • 審査結果がメールで到着し、口座開設完了

CoinTradeでは20歳未満の方は口座開設を行うことができないため、注意しましょう

また、本人確認書類には運転免許証やマイナンバーカード、パスポートなどのうちいずれか1点を用意する必要があります。

CoinTradeに日本円を入金する

次に、CoinTradeに日本円を入金します。

口座の開設が完了したら、アプリを起動して保有資産画面を開き、画面右上の入出金ボタンをタップします。

切り替わった先の画面で日本円の入金ボタンをタップし、表示された専用の振込先口座の情報を確認のうえ、ネットバンキングやATMなどを利用して振り込みを行いましょう。

登録したメールアドレスに入金完了の旨が通知されたら、再度アプリを起動して金額が反映されているか確認してください。

ヘデラ(HBAR)を購入する

日本円の入金が確認できたら、ヘデラ(HBAR)を購入しましょう。

アプリ内ボトムメニューの購入売却ボタンをタップし、続けて購入ボタンをタップしましょう。

表示された購入一覧の中からHBAR/JPYを選択し、購入する金額を指定して画面下部の購入内容を確認するボタンをタップしてください。

購入確認画面に表示された内容に問題がなければ、購入するボタンをタップして取引を確定させましょう。

以上でヘデラ(HBAR)の購入手続きは完了となります

ヘデラ(HBAR)を取引できるおすすめ国内仮想通貨取引所

Recommendationとアンダーライン

ヘデラ(HBAR)を取引できるおすすめの国内仮想通貨取引所を紹介します。

CoinTrade

CoinTrade 公式サイト

出典:https://coin-trade.cc/

CoinTradeは2023年3月に国内で初めてヘデラ(HBAR)の取り扱いを開始した仮想通貨取引所であり、東証プライムに上場している株式会社セレスの子会社である株式会社マーキュリーによって運営されています。

CoinTradeは、スマートフォンアプリの操作が非常に分かりやすく、誰でも簡単にヘデラ(HBAR)の取引を行うことができるうえ、仮想通貨の購入と売却、日本円の入金手数料は全て無料となっています。

また、CoinTradeはインターネットから隔離されたコールドウォレットに資産を保管しているなどセキュリティ面が特に充実しているため、安心して取引を行うことが可能です。

さらに、アプリ内でステーキングをすることもできるため、ヘデラ(HBAR)の取引には、CoinTradeがおすすめです。

DMM Bitcoin

DMMBitcoin 公式サイト

出典:https://bitcoin.dmm.com/

ヘデラ(HBAR)を取引する際には、DMM Bitcoinの仮想通貨取引所もおすすめです。

DMM Bitcoinは2023年12月にヘデラ(HBAR)の取り扱いを開始しており、CoinTradeと同様に仮想通貨の購入、売却手数料はどちらも無料となっています。

専用アプリではシンプルなSTモードと本格的な取引が可能なEXモードを切り替えながら取引を行うことが可能です。

 

ヘデラ(HBAR)についてよくある質問

ハテナマークと吹き出し

ヘデラ(HBAR)について、よくある質問を紹介します。

取引で得た利益は課税の対象なのか?

仮想通貨の取引によって得た利益は課税の対象になる場合があります。

1年間で20万円を超える利益を上げた場合は、確定申告を行わなければなりません。

また、仮想通貨取引の利益が20万円以下であっても、他の雑所得と合わせた金額が20万円を超える場合は同じく確定申告を行う必要が生じます。

仮想通貨を保有しているだけであれば課税の対象にはなりませんが、取引によって利益が出ている場合は申告漏れをしないよう必ず注意しなければなりません。

ヘデラの現在価格はいくらか?

2024年1月末現在、ヘデラ(HBAR)の価格は11.20円となっています。

仮想通貨市場の全体的な暴落の影響もあり、長らく6~9円台を推移していましたが、昨年の12月に入ってからは10円台を超え、尚も上昇トレンドが継続しています。

ヘデラの最新情報はどこから入手することができるのか?

ヘデラ(HBAR)の最新情報は、公式サイトや公式X(旧Twitter)、公式Discordなどから入手することができます。

各サイトのURLは下記の通りです。

  • 公式サイト   :https://hedera.com/
  • 公式X(旧Twitter):https://twitter.com/hedera
  • 公式Discord    :https://www.hedera.com/discord

ヘデラ(HBAR)の特徴や買い方まとめ

Summary ブロック

この記事では「ヘデラ(HBAR)の特徴や注意点、将来性や購入する方法」などを解説しました。

ヘデラ(HBAR)はブロックチェーン技術を用いない独自のコンセンサスアルゴリズムを持つネットワークで使用される仮想通貨です。

医療分野やNFT、金融システムなどの様々な領域でユースケースが広がっていく可能性が高く、非常に将来性があります。

この記事を読んで少しでも気になった方は、CoinTradeで口座を開設してヘデラ(HBAR)の取引を始めてみましょう。

なお、おすすめの国内仮想通貨取引所ランキングは以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。

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