この記事を読んでいるあなたは、
- INXトークンとは何かについて知りたい
- INXトークンの特徴や将来性について知りたい
- INXトークンの購入する方法・流れについて知りたい
上記のように考えているかもしれません。
この記事では「INXトークンの概要や特徴、将来性や購入方法」などについてお伝えしていきます。
2024年最新!初心者に人気の仮想通貨取引所
INXトークンとは
INXトークンとは、米証券取引委員会(SEC)に承認されたセキュリティトークンのことです。
セキュリティトークンとは、デジタル化された有価証券のことで、セキュリティは「有価証券」、トークンは「デジタル資産」という意味です。
INXトークンの保有者は、INXから配当を受け取ることができるとともに、INXプラットフォームとの取引手数料の10%ほど割引を受けられるという特徴があります。
セキュリティトークンと暗号資産(仮想通貨)の違い
セキュリティトークンと暗号資産(仮想通貨)は、ブロックチェーンで管理されているという共通点はありますが、お互いに異なる点を有しています。
セキュリティトークンと暗号資産(仮想通貨)の違いを表にまとめると、次のようになります。
違いの項目 | セキュリティートークン | 暗号通貨(仮想通貨) |
---|---|---|
発行者・管理者 | 個人や企業・団体 | いない |
価格(価値)の裏付け | 企業等の業績に左右される | なし |
インサイダー取引 | 取り締まりできる | 取り締まりできない |
セキュリティトークンがインサイダー取引の取締りが可能なのは、金融商品取引法の対象になっているためです。
INXトークンの参考価格
INXトークンの価格ですが、2023年9月の価格は、0.5~0.6ドルを推移していました。
2021年にセキュリティトークンのIPO(第1回公募)が行われたときの価格は0.9ドルでしたが、上場後には4ドル以上の高値を付けています。
INXトークンの発行枚数
INXトークンの発行枚数は、2億枚といわれており、今後発行枚数が増えることはありません。
2億枚の内訳は、以下の通りです。
IPO販売枚数 | 9,500万枚 |
---|---|
リザーブ保管枚数 | 7,000万枚 |
INX側保有枚数 | 3,500万枚 |
IPO販売枚数は、はじめ1億3,000万枚程が予定されていましたが、実際に売れたのはそのうちの9,500万枚ほどです。
当初のリザーブの予定枚数だった3,500万枚にIPOで余った3,500万枚を合わせた7,000万枚がリザーブとして保管されています。
INXトークンの特徴
INXトークンの特徴として、次の4つが挙げられます。
- SEC認可済みのセキュリティトークンである
- 保有者に配当金が分配される
- 24時間365日いつでも取引が可能である
- 強力な運営陣が運営している
それぞれについて、解説します。
SEC認可済みのセキュリティトークンである
INXトークンは、SEC(米証券取引委員会)から世界初の認可を受けたセキュリティトークンです。
そもそも、SEC(米証券取引委員会)とは、米国の連邦政府機関で株式などの証券取引における監督官庁で、日本の金融庁と同じような機関です。
SEC(米証券取引委員会)の認可を受けているため、倒産などで大きな損失を被るという心配なく、安心して取引を行うことができます。
保有者に配当金が分配される
INXトークンには、保有者に配当金が分配されるという特徴もあります。
実際に分配される配当金は、INXの営業キャッシュフローの40%にもなります。
また、配当時期については、毎年3月31日に算出された配当が、4月30日までに支払われることになっています。
しかし、INXトークンの保有者に配当が分配されたことはありません。
24時間365日いつでも取引が可能である
INXトークンには、24時間365日いつでも取引が可能という特徴があります。
INXの取引プラットフォーム「INX.One」のブロックチェーンが稼働しているためです。
そのため、時差に気にせずにいつでも取引を行うことができます。
強力な運営陣が運営している
INXトークンを発行しているINX社は、協力な運営陣が運営していることで知られています。
INX社のプロジェクトチームには、大手証券ブローカーや米証券取引所ナスダックなどで経験を積んだ優秀な人物が集結しているためです。
そのため、倒産や破産の心配をせずに、安心した取引を行うことが可能です。
INXトークンの配当金が分配される仕組み・計算方法
INXトークンの保有者には、INXの営業キャッシュフロー(1年間)の40%が配当金として分配されます。
以下、INXトークンの保有者に分配される配当金の仕組みや計算方法について、INXの営業キャッシュフロー(1年間)が500億円の際に、INXトークンを5万枚保有していると仮定して説明します。
はじめに、INXの営業キャッシュフロー(1年間)の40%が配当金として分配されることから、次の式が成り立ちます。
INXの営業キャッシュフロー(1年間)×0.4=1年間の総配当金額
INXの営業キャッシュフロー(1年間)を500億円とすると、1年間の総配当金額が求められます。
500億円×0.4=200億円(総配当金額)
次に、総配当金額200億円を、INFの発行枚数2億枚で割ると、1枚あたりの配当金額が求められるため、以下の式が算出できます。
総配当金額÷2億枚=1枚あたりの配当金額
200億円÷2億枚=100円
最後に、保有枚数を5万枚として、1枚あたりの配当金額100円に保有枚数5万円を掛けると、配当金額が求められます。
1枚あたりの配当金額×保有枚数=配当金額
100円×5万枚=500万円
つまり、INXの営業キャッシュフロー(1年間)が500億円の際に、INXトークンを5万枚保有している場合には、約500万円の利益が分配されます。
INXトークンの買い方
INXトークンの買い方は、以下の通りです。
- INX取引口座(INX ONE)の口座開設を行う
- INXCの有効化を行う
- MetaMaskにイーサリアム(ETH)を送金する
- ETHに入金する
- INXトークンを購入
また、購入を行う際に、紛らわしいプラットフォームが複数ありますが、まとめたものが以下の表です。
概要 | 使用用途 | |
---|---|---|
INX ONE | 総合口座 | アカウントやポートフォリオ管理 |
INXC | 仮想通貨の取引所 | 仮想通貨の入出金やドル交換 |
INXS | デジタル証券の取引所 | INXトークンの売買 |
INX取引口座(INX ONE)の口座開設を行う
まず、INX取引口座(INX ONE)の口座開設を行います。
INX ONEの公式サイトから口座開設できますが、本人確認証(運転免許証やパスポートなど)が必要です。
INXCの有効化を行う
INX ONEの口座開設時にINXCを有効化します。
INXCとは、INXが運営している暗号資産の取引所で、入金したイーサリアムなどの仮想通貨をINXトークンを購入するためのドルに交換してくれます。
口座開設時に申請した場合、承認まで数日かかるという点には注意が必要です。
MetaMaskにイーサリアム(ETH)を送金する
INXCの有効化が承認されたら、イーサリアム(ETH)を送金します。
ただし、送金の前にMetaMask(メタマスク)というアプリでウォレットを作成しておく必要があるという点に注意が必要です。
以前までは、国内取引所からINXへ送金することが可能だったのですが、6月以降はトラベルルールにより送金できなくなってしまいました。
トラベルルールとは、テロリストや犯罪者の電子決済システムの不正利用を防ぐためのルールで、暗号資産などの送金時に、送金人名、受取人名などの情報を通知するルールのことです。
ETHに入金する
メタマスク経由で、INX(INXC)へイーサリアムを入金します。
INXへの入金方法には、
- ドル入金
- イーサリアム(ETH)入金
の2種類があります。
どちらもメタマスクを経由して、入金するという点が共通しています。
INXトークンを購入
INXトークンを購入するためのドルやイーサリアムを手に入れたら、お好きなINXトークンを購入することができます。
INXトークンの将来性・今後について
INXの将来性・今後について解説します。
セキュリティトークンの市場規模が上がる可能性が高い
INXトークンをはじめとしたセキュリティトークンの市場規模は上がる可能性が高く、数百兆円にのぼるという予想もあります。
そのため、トークン価格、配当金ともにさらに大きく向上する可能性があります。
仮想通貨取引所の規制強化が追い風になる
2022年11月、世界第2位の暗号資産取引所のFTXが破産したことをきっかけに、国内外で規制強化の流れになっています。
そんな中、SEC(米証券取引委員会)の認可を受けたINXにとって、規制強化が追い風になる可能性があります。
INXがRepublicに買収される可能性がある
INXがRepublicという投資会社に買収される可能性があると公式YouTubeが発表したことがあります。
実際に買収された場合、INXトークンの保有者は特別配当がもらえるとともに、配当金を得られる権利も獲得したままになります。
つまり、INXがRepublicに買収されると、INXトークンの保有者に大きな利益がある可能性があります。
INXトークンについてよくある質問
INXトークンについてよくある質問について紹介します。
INXトークンの取引手数料はいくらか?
INXトークンの取引手数料は、次の計算式で求めることができます。
基本手数料25ドル+(1トークンあたりの購入金額×購入枚数)×4.5%
「1トークンあたりの購入金額×購入枚数」が、10,000ドルの場合、10,000ドル×0,0045=45ドルとなることから、取引手数料は、
基本手数料25ドル+45ドル=70ドル
となります。
INXトークンの最低購入額はいくらか?
IPO(第1回公募)において、INXトークンの最低購入額は、1,000ドル(1トークンあたり0.9ドル)でした。
INXの口座開設に必要なものは何か?
INXの口座開設に必要なのは、本人確認証です。
顔写真と住所を確認するため、運転免許証やパスポートなどが必要になります。
INXトークンのコントラクトアドレスは何か?
コントラクトアドレスとは、仮想通貨などのプログラム取引を利用するアドレスのことです。
INXトークンのコントラクトアドレスは、次のアドレスです。
https://etherscan.io/token/0xbbc7f7a6aadac103769c66cbc69ab720f7f9eae3
INXトークンの特徴や将来性まとめ
この記事では「INXトークンの概要や特徴、将来性や購入方法」などについてお伝えしてきました。
INXトークンとは、INXという取引所が発行しているセキュリティトークンで、わかりやすくいえば、デジタル化された有価証券のことです。
価格が下がっているものの、SEC(米証券取引委員会)から世界初の認可を受けたセキュリティトークンとして、将来性が高いと注目されています。
気になった方は、口座開設を行ってみてはいかがでしょうか。