MetaMask(メタマスク)とは?PC・スマホ別の始め方や使い方、注意点を解説

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この記事を読んでいるあなたは、

  • MetaMask(メタマスク)とは何かを知りたい
  • MetaMaskの使い方を知りたい
  • MetaMaskの入金や送金方法を知りたい

上記のように考えているかもしれません。

この記事では、そんなあなたに向けて「MetaMask(メタマスク)の特徴や使い方、入金方法や送金方法」などを紹介していきます。

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目次

MetaMask(メタマスク)とは

メタマスク

出典:https://metamask.io/

MetaMaskとは、イーサリアム(ETH)系の暗号資産ウォレットです。

MetaMaskを使うと、DeFiやNFTなどのイーサリアムベースのサービスを利用したり、トランザクションを送受信したりできるほか、スマートコントラクトとやり取りすることも可能で、便利な機能が多数備わっています。

利用料は無料で、パソコンではブラウザの拡張機能としてインストールでき、スマートフォンアプリも用意されています。

スマートフォンアプリは、iOSとAndroidの両方に対応しており、ブラウザ版と同じく無料で利用可能です。

無料で多彩な機能を使えるMetaMaskは、暗号資産を使う人にとって必須のツールと言えるでしょう。

なお、MetaMaskの概要は以下の表のとおりです。

運営開始日2016年9月
主な機能
  • 仮想通貨の購入
  • トークンの保管
  • トークンの送受信

etc…

利用可能ブラウザ
  • Google Chrome
  • Microsoft Edge
  • Firefox
  • Brave
公式サイトMetaMask公式サイト

MetaMaskの特徴

MetaMaskの特徴

MetaMaskの特徴を解説していきます。

1アカウントで複数のウォレットを管理できる

MetaMaskは、1つのアカウントさえ持ってしまえば複数のウォレットを作成することができます。

そのため、アカウントを新たに作成しなくても、用途に応じた複数のウォレットの使い分けが可能です。

また、それぞれのウォレットで複数の暗号資産を管理することも容易に行えます。

1つのアカウント内で投資用や保管用といったウォレットで使い分けができるのはもちろん、家族それぞれのウォレットを作って1つのアカウントで管理するのにも便利でしょう。

無料かつ、PC・スマホの両方で使える

MetaMaskは、無料で利用できます。

パソコンで使用する場合はブラウザの拡張機能としてパソコンにインストール、スマートフォンで利用する場合はアプリをダウンロードして利用可能です。

スマートフォンのアプリは、iOSとAndroidの両方に対応しています。

MetaMaskは、パソコンでもスマートフォンでも使えるため、どこでも手軽に暗号資産の管理や取引ができます。

ガス代を自由に設定できる

MetaMaskでは暗号資産を送受信する際に、ガス代と呼ばれる手数料を支払う必要があります。

ガス代は、ネットワークの混雑状況や送金の優先度によって変動します。

そのため、ネットワークの混雑していることを知らずに送金を行っていた場合などは、思った以上にガス代がかさんでしまうことも考えられます。

しかし、MetaMaskではガス代を自由に設定できる機能があるため、送金の速度やコストを必要に応じて自由に調整できるのです。

例えば、急いで送金したい場合は、高いガス代を設定して早く処理されるようにし、逆に安く済ませたい場合は、低いガス代を設定して優先度を下げ、時間をかけて処理されるようにできます。

様々なプラットフォームに接続できる

MetaMaskは、様々なプラットフォームにアクセスできます。

具体的には、イーサリアムブロックチェーン上に作成されたNFT(非代替性トークン)のマーケットプレイスや、DeFi(分散型金融)のサービスなどのプラットフォームに接続できるのです。

NFTゲームなどで獲得したNFTを保管したり、DeFiの金融サービスを利用したりといった手続きがMetaMask経由で、より手軽にできるでしょう。

取引所なしで仮想通貨の交換ができる

MetaMaskには、保有している暗号資産を任意の通貨と交換できる機能を備えています。

暗号資産の交換や売買には暗号資産の取引所を介するのが一般的ですが、MetaMaskを利用すれば取引所を通さずに済むため、取引所の利用登録をしたり手数料を支払ったりする必要がありません。

また、取引所がハッキングされたり、倒産したりするリスクを心配する必要もないでしょう。

ほかにも、取引所を経由せずに仮想通貨の交換ができることによって、取引所に上場する前の段階の新しい暗号資産を購入できるといったメリットもあります。

【PC版】MetaMaskの始め方/登録方法

【PC版】MetaMaskの始め方/登録方法

PCでMetaMaskを始める場合の手順は以下の通りです。

1.Google ChromeからMetaMaskをダウンロード

Google Chromeの機能拡張としてMetaMaskを組み込む場合、まずは Google ChromeでMetaMaskの公式サイトにアクセスして、トップ画面の上部にあるダウンロードボタンをクリックします。

すると、Google Chromeのウェブストアに遷移するため「chromeに追加」をクリックします。

これでChromeの拡張機能にMetaMaskが追加されます。

2.ダウンロードしたMetaMaskでアカウント(ウォレット)を作成

拡張機能(プラグイン)にMetaMaskが追加されると、自動的にMetaMaskのセットアップページが表示されます。

ページが表示されたら「ウォレットを作成」を選択します。

すると、MetaMaskがユーザーの使用状況の一部のデータを収集している旨が表示され、同意するか否かの選択を求められます。

同意をしてもしなくてもMetaMaskの利用に支障はないため、どちらを選んでも問題ありません。

3.ウォレットのパスワードを設定

その後、パスワードの設定画面に移ります。

利用規約を確認して問題がなければ、8文字以上でパスワードを入力し、規約のチェックボックスにチェックを入れて進みましょう。

4.リカバリーフレーズをメモする

パスワードを設定すると、新しくウォレットが作成されシークレットリカバリーフレーズという作成したウォレットのバックアップフレーズが付与されます。

シークレットリカバリーフレーズを紛失するとウォレットにアクセスできなくなり、保管している暗号資産を失うことになるため、紛失したり流出したりすることがないように大切に保管してください。

シークレットリカバリーフレーズが表示された画面上に、フレーズの保管のヒントが表示されるため参考にするといいでしょう。

【スマホ版】MetaMaskの始め方/登録方法

【スマホ版】MetaMaskの始め方/登録方法

スマホでMetaMaskを始める場合の手順は以下の通りです。

1.Apple Store、GooglePlayでMetaMaskを検索

iPhoneユーザーの人はApp Store、Androidユーザーの人はGoogle Playで「MetaMask」と検索してアプリを探し、ダウンロードします。

2.ダウンロード後にウォレットを作成

ダウンロードが完了したら、アプリを開いて「開始」をタップします。

画面の指示に従って設定を進め、セットアップ完了の画面で「完了」をタップすればウォレットが作成できます。

3.シードフレーズを設定

パソコン版のシークレットリカバリーフレーズと同様に、スマートフォン版でもパスワードを設定するとシードフレーズが表示されます。

紛失したり流出したりすることのないように大切に保管しましょう。

なお、先にパソコン版でウォレットを作成している場合は、スマートフォンアプリからアクセスできるように設定することができます。

MetaMaskの使い方

MetaMaskの使い方

MetaMaskの使い方を解説していきます。

入金方法

MetaMaskに入金する方法は、大きく分けて2つあります。

1つ目は、暗号資産の取引所で購入した暗号資産をMetaMaskに送る方法です。

MetaMaskのアプリやブラウザ拡張機能を開いて、自分のアドレスをコピーし、送りたい暗号資産のウォレットからそのアドレスに送金するという手順で行います。

2つ目は、MetaMaskのアプリやブラウザ拡張機能(プラグイン)から直接暗号資産を購入する方法です。

この方法は、MetaMaskの画面で「入金」ボタンを押して、「直接購入」を選び、支払い方法や金額を入力して購入するという手順で行います。

ただし、MetaMaskで直接暗号資産を購入する方法は、クレジットカード利用で支払いを行うのですが、カード会社の決済が通りづらいという難点があります。

MetaMaskに入金する方法は、これらの2つの方法から選べますが、現状は取引所で購入した暗号資産を購入する方法の方が確実に入金が実行できると言えそうです。

送金方法

MetaMaskへ特定の仮想通貨取引所から暗号資産(仮想通貨)を送金したい場合は、MetaMaskのアプリ・ブラウザ拡張機能を開きます。

次に、送金したい暗号資産の種類を選びます。

例えば、イーサリアムなら「ETH」を選びます。

その後、「アカウントの詳細」をクリックして、自分のアドレスをコピーします。

コピーしたアドレスは、国内もしくは海外の取引所からMetaMaskに送金する際の宛先となります。

次に、任意の取引所のサイトにログインし、送金したい暗号資産のウォレットを開きます。

「送金」や「出金」などのボタンを押し、先ほどコピーしたMetaMaskのアドレスを入力します。

また、送金する金額や手数料なども入力します。

最後に、「確認」や「送信」などのボタンを押せば終了です。

アカウントの復元方法

MetaMaskアカウントの復元方法は、以下のステップで行えます。

  1. リカバリーフレーズ、シードフレーズを準備
  2. MetaMaskをインストール
  3. 新しいパスワードを入力

MetaMaskのアカウントを復元する際は、最初にブラウザ版の拡張機能やスマートフォンのアプリをアンインストールする必要があります。

その後、再びインストールすると「既存のウォレットを復元」という項目が選択できるようになり、準備したシークレットリカバリフレーズもしくはシードフレーズとパスワードを入力すれば、アカウントが復元できます。

「MetaMaskの始め方/登録方法」にも記載した通り、ウォレットを作成時に表示されるシークレットリカバリーフレーズとシードフレーズがわからなくなるとアカウントの復元は不可能になり、保有している暗号資産を取り戻せなくなります。

アカウントを復元し、資産を守るために、シークレットリカバリーフレーズとシードフレーズは厳重に管理しましょう。

MetaMaskを利用する際の注意点

MetaMaskを利用する際の注意点

MetaMaskの注意点を解説していきます。

復元時に必要なパスワードは無くさずに保管する

MetaMaskを使うためのアカウントを作成する際、パスワードを設定します。

MetaMaskに登録したパスワードは、保有している仮想通貨の資産をチェックしたり仮想通貨を入金したりするために必要です。

また、MetaMaskアカウントを復元する場合にも必ず必要になります。

MetaMaskアカウントを復元する場合とは、例えば、MetaMaskのアプリやブラウザ拡張機能(プラグイン)を削除したり、新しいデバイスに移行したりする際などが挙げられます。

MetaMaskアカウントを復元したい際、ブラウザ版の場合はシークレットリカバリフレーズが、アプリ版の場合はシードフレーズもパスワードと一緒に必要です。

シークレットリカバリフレーズとシードフレーズは、MetaMask側で表示する文字列で、設定画面で確認できます。

一方、パスワードは自分で設定しますが、MetaMask上では確認ができません。

そのため、パスワードを忘れたり無くしたりしてしまうと、同一のMetaMaskアカウントを復活できなくなります。

これは、自分の暗号資産にアクセスできなくなるということです。

したがって、MetaMaskのパスワードを確実に保管しておくことは非常に重要です。

詐欺コインが勝手に入金されていても取引しない

MetaMaskには、様々な種類の暗号資産を入金することができます。

しかし、その中には、詐欺コインと呼ばれるものもあります。

詐欺コインとは、価値がないあるいは非常に低いか、もしくは急激に下落するか、詐欺的な方法で売りつけられる、または盗まれるなどする可能性の高いコインのことです。

MetaMaskのアドレスは公開されているため、詐欺コインがMetaMaskに勝手に入金されることがありえます。

MetaMaskのアドレスは、暗号資産を送受信するために必要なものですが、同時に、誰でも個人のMetaMaskに暗号資産を送ることができるということでもあります。

もし、詐欺コインがMetaMaskに入金された場合、取引しないことが重要です。

取引すると、手数料やガス代などの損失を被ったり、詐欺コインの価値が急落して損失が生じたり、詐欺コインに関連するサイトやアプリに個人情報やシークレットリカバリフレーズ、シードフレーズなどを盗まれたりする危険性があります。

このような危険性があるため、詐欺コインが勝手に入金されても絶対に取引はしないでください。

ネットワークや送金先アドレスはよく確認する

MetaMaskは、様々なプラットフォームに接続できます。

画面の上部にある「ネットワーク」アイコンをクリックすることで、現在接続しているネットワークを確認したり、切り替えたりすることができます。

MetaMaskで暗号資産を送る場合には、ネットワークや送金先アドレスをよく確認することが重要です。

ネットワークや送金先アドレスを間違えると、暗号資産が失われたり、取り戻せなくなったりする可能性があります。

また、送金先アドレスは、非常に長くて複雑な文字列です。

そのため、手打ちではなく、コピー&ペーストやQRコードなどの方法で入力することが推奨されます。

しかし、コピー&ペーストやQRコードでも、ウイルスやマルウェアによって改ざんされる可能性があります。

そのため、送金をする際には、最終確認を忘れずにしっかりと行うことが必要です。

MetaMaskに関してよくある質問【Q&A】

MetaMaskに関してよくある質問【Q&A】

MetaMaskに関してよくある質問に回答していきます。

MetaMaskにビットコインは送金できる?

MetaMaskはイーサリアムチェーンを基盤にしたウォレットで、ERC-20などのイーサリアム系のトークンの管理や交換ができます。

一方ビットコインは、ビットコインチェーンを基盤にした暗号資産で、MetaMaskとは異なるネットワークに属しています。

そのため、MetaMaskにビットコインを直接送ることはできません。

しかし、MetaMaskにビットコインを間接的に送る方法はあります。

それは、Wrapped BTC(WBTC)というトークンを利用する方法です。

WBTCとは、イーサリアムチェーン上に発行されたERC-20トークンで、ビットコインと同等の価値を持ちます。

WBTCは、ビットコインと1:1の比率で交換可能なトークンで、ビットコインチェーンとイーサリアムチェーンの橋渡しをする役割を果たします。

WBTCを利用すれば、MetaMaskにビットコイン相当の価値を送ることができます。

つまり、MetaMaskにビットコインを送金するには、まずビットコインをWBTCに交換し、その後WBTCをMetaMaskに送るという手順が必要です。

この方法を使えば、MetaMaskでビットコインの価値を保有したり、イーサリアム系のサービスやトークンと交換したりすることができます。

仮想通貨取引所とMetaMaskはどちらが安全?

仮想通貨取引所とMetaMaskのどちらが安全かは、一概には言えません。

仮想通貨取引所とMetaMaskのいずれも、セキュリティが万全な面とそうでない部分があるためです。

仮想通貨取引所は、送金時に2段階認証やメール認証などのセキュリティがありますが、ハッキングのリスクがあります。

MetaMaskは、自分でパスワードを管理するためハッキングされにくいですが、2段階認証などのセキュリティがないため、パスワードやシークレットリカバリーフレーズ、シードフレーズを盗まれると資産を失う可能性があります。

仮想通貨取引所とMetaMaskのどちらを選ぶかは、自分の目的やリスク許容度によって異なってくるのです。

MetaMaskに対応しているブラウザは何?

MetaMaskはGoogle ChromeやMicrosoft Edge、Firefox、Braveなどの主要なWebブラウザに対応しています。

これらのWebブラウザーにMetaMaskの拡張機能(プラグイン)をインストールすることによって、WebサイトとMetaMaskを連携させることができます。

MetaMaskと相性のよいブラウザなどは特に公表されておらず、MetaMaskに対応しているブラウザは、それぞれ特徴やメリットがあるため、自分の好みや目的に合わせて選択するといいでしょう。

また、MetaMaskはスマートフォンアプリもリリースされています。

MetaMaskのガス代を安くする方法はあるの?

MetaMaskのガス代を安くする方法は、以下のようなものがあります。

  • ガス代の相場を事前に調べる。
  • ガス代の設定を変更する。
  • 別のネットワークを利用する。

イーサリアムのネットワークは、需要と供給によってガス代の相場が変動します。

混雑している際は高くなり、空いている際は安くなります。

そのため、事前にガス代の相場を調べることで、安く取引できるタイミングを狙うことができます。

ガス代の相場は、MetaMaskの拡張機能や専用のツールなどで確認できます。

また、MetaMaskでは、トランザクションの優先度に応じて、ガス代を調整することができます。

ガス代が高いほど早く処理され、安いほど処理に時間がかかります。

設定方法は、パソコン版とスマートフォン版で異なりますが、基本的には送金画面で「高速」「標準」「低速」のいずれかを選択するか、「詳細オプション」から「ガス価格」と「ガスリミット」を直接入力することで行えます。

加えて、MetaMaskでは、イーサリアム以外にもBinance Smart ChainやPolygonなどの別のネットワークを利用することができます。

これらのネットワークは、イーサリアムと互換性がありますが、ガス代が安いという特徴があります。

ただし、別のネットワークを利用するには、MetaMaskの設定を変更したり、対応したサービスやトークンを探したりする必要があります。

ガス代の相場を事前に調べる以外の方法は、初心者にはやや難易度が高いかもしれません。

MetaMaskを使うのに慣れてきたタイミングで、自分の目的や状況に合わせて、適切な方法を選択してみてください。

MetaMaskの始め方や使い方まとめ

MetaMaskの始め方や使い方まとめ

この記事では、「MetaMaskの特徴や使い方、入金、送金方法」などを解説してきました。

MetaMaskの特徴や始め方、使い方をはじめ、必要な情報を理解できたのではないでしょうか。

この記事を参考にして、MetaMaskを活用した暗号資産取引を始めてみてはいかがでしょうか?

なお、おすすめの国内仮想通貨取引所ランキングは以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。

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