NFTのAL(アローリスト)とは?獲得方法や条件、メリットを紹介

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この記事を読んでいるあなたは、

  • NFTのAL(アローリスト)って何?
  • NFTのAL(アローリスト)はどうすれば獲得できるの?
  • NFTのAL(アローリスト)を獲得するとどんなメリットがある?

上記のように考えているかもしれません。

この記事では「NFTのAL(アローリスト)の概要やメリット、獲得条件・方法」などについてお伝えしていきます。

目次

NFTのAL(アローリスト)とは

グッドサインしている男性

アローリストとは、NFTを優先して購入できる権利を持った人のリストのことです。

日頃からアローリストを利用しているユーザーの間では、正式名称「Allow List」を「AL」と略して使われることが多いです。

アローリストを持っていると、注目しているプロジェクトや人気プロジェクトの新作NFTを一般販売前に定価、または安い価格で購入できます。

また、将来性の高いNFTプロジェクトのアローリストを持っている場合、NFT転売として稼ぐことも可能です。

たとえば人気のゲーム機器やトレーディングカードなどの商品販売では、定価で買うために店舗前に行列を作っている様子が見られます。

こうした混雑が予想される商品販売やイベントでは、前列から順番に整理券が配布されて待機することが多いです。

この整理券が、NFTの場合ではアローリストということです。

最近では、国内外問わずほとんどのNFTプロジェクトがアローリストを配布しており、アローリストを持っている人しかNFTを入手できないケースも少なくありません。

WL(ホワイトリスト)との違い

アローリストとホワイトリストはどちらも同じ意味で、違いはありません

もともと2022年9月辺りまでは、「ホワイトリスト(WL)」と呼ばれていました。

しかし「ホワイト」という言葉には、「白人」という人種差別的な意味合いが含まれるため、海外ではこの表記について良くないとされていました。

また、ホワイトリストの対義語として「ブラックリスト」が存在します。

「ブラック」という言葉にも、黒人の方に対する人種差別の意味合いや、色にポジティブ・ネガティブな意味をつけて表すのは好ましくないという考え方が広まりました。

そのため、最近では海外を中心に「アローリスト」と呼ばれることが一般的になり、日本においても定着してきています。

NFTのAL(アローリスト)を獲得するメリット

表情マーク

NFTのALを獲得するメリットを解説します。

NFTを安価で購入できる

アローリストを獲得することで、一般販売よりも安くNFTを購入できる場合があります。

一般的にNFTはプレセール(先行販売)、パブリックセール(一般販売)の順で販売されます。

NFTは、パブリックセール直後に価格が高騰することがほとんどです。

アローリストを持っているとプレセールに参加できるため、1番安いタイミングでNFTを購入できるチャンスがあります。

そのため、パブリックセール後に価格が高騰したタイミングで売却することで、転売による利益を狙うことも可能です。

将来性が期待できるプロジェクトであれば、すぐに売買せず、長期で保有するといった選択肢もあります。

つまり、アローリストを入手しておくと、NFTの購入・転売の面でかなり得をするということです。

実際にアローリストを上手に活用して、タイミングを見ながら転売して稼いでいる人も多く存在します。

ガス代(手数料)の高騰を回避できる

NFTの購入には、ガス代と呼ばれるネットワーク手数料が発生します。

アローリストを獲得し、NFTを前もって購入しておくことで、パブリックセール(一般販売)の際に高騰しやすい手数料を回避することが可能です。

ガス代は一定ではなく変動するため、同じ取引でも混み合った場合は高騰する傾向にあります。

また、支払いに使う仮想通貨の価格が値上がりすれば、その分、日本円に換算した際のガス代の価格も上がってしまいます。

とくに人気・話題のコレクションは購入者が殺到しやすく、ガス代が一時的に跳ね上がるといったことも珍しくありません。

一方、アローリストでNFTを買うケースでは、ガス代が高騰するリスクがないため、余計な支払いをする必要がなくなります。

そのため、アローリストを入手してNFTを買えば、不必要な出費を抑えられる点も大きなメリットの1つです。

NFTのAL(アローリスト)を見つける方法

複数の電球

NFTのALを見つける方法を解説します。

Xで探す

Xでアローリストを探す際は、キーワード検索を活用しましょう。

以下のようなキーワードで検索すると、さまざまなアローリストの情報が手に入ります。

  • 「AL 募集」
  • 「アローリスト 募集」
  • 「Giveaway」またはハッシュタグで「#Giveaway」
  • 「希望するコレクション名」

Giveaway(ギブアウェイ)とは、X上で開催されるアローリストを抽選で配布する企画で、当選すると無料でアローリストがもらえます。

参加条件が「フォロー・いいね・リポスト」と簡単にできるキャンペーンなため、見つけたら積極的に応募してみましょう。

また、NFTのインフルエンサーをフォローして情報をチェックすることも効果的な方法です。

NFTに詳しいインフルエンサーがおすすめのNFTプロジェクトを紹介することがあり、良質なNFTプロジェクトのアローリストを獲得できるチャンスがあります。

注意点は、人気のNFTプロジェクトの場合、公式アカウントを装った偽アカウントが募集している場合もあることです。

アカウントのユーザー名が公式と1文字だけ違ったり、公式サイトのURLが微妙に違ったりと、巧妙な手口で誘導するケースが多いです。

また、フォロー数やフォロワー数が異常に多い、投稿がまったくされていないアカウントの場合は、偽アカウントの可能性が高いでしょう。

一度、公式サイトや発信内容を注意深く確認してから、アローリストの企画に応募することをおすすめします。

NFT情報のまとめサイトで探す

NFT関連のサイトには、アローリストの情報が一気に入手できるまとめサイトが存在します。

アローリストの情報が入手できるサイトは、「NETGO」や「Nansen」などがあり、効率良く情報を入手しながら購入の判断ができます

なお、最新のNFTコレクションは、アローリストを配布するケースが一般的です。

そのため、最新のNFTコレクション情報を見つけたら、すぐにコレクションの各関連サイトでアローリスト情報を入手することも可能です。

NFTのAL(アローリスト)を獲得する主な条件

チェックリスト

NFTのALを獲得する主な条件を解説します。

公式Xアカウントのフォロー

ほとんどのアローリストは、コレクション公式Xのアカウントのフォローを獲得条件としていることが多いです。

また、フォローに加えてリポストやいいねなどのアクションで、フォロワーに拡散することを条件に加えられていることもあります。

Xにまだ登録していないという人は、登録してアローリストを受け取れるようにしておきましょう。

Xでは、アローリストに関する情報が豊富にあり、取引も活発におこなわれているため、今後NFTを用いて稼ぎたいという人は積極的に活用することをおすすめします。

なお、人気のコレクションは偽アカウントが増加する傾向にあるため、公式アカウントかどうかよくチェックしてからフォローしましょう。

Discordへの参加や発言

Discord(ディスコード)とは、アメリカで開発されたコミュニケーションサービスで、テキストチャットや音声通話、ビデオ通話などの機能があります。

ゲーマーの間で人気のツールでしたが、大人数でのやり取りに適しているため、NFTコレクションのコミュニティ運用でも活用されているサービスです。

参加したいNFTプロジェクトを決めたら、公式Discordに参加します。

各プロジェクトで一定の条件が定められている場合があり、主に以下のようなものがあります。

  • チャットで一定数以上の発言をする
  • ほかのユーザーを招待する
  • AMAなどの企画に熱心に参加する

「活動を応援して盛り上げてくれるユーザーにアローリストを配布したい」という思いから、上記のような条件を設定していることが多いです。

AMA(ask me anything)とは、プロジェクトがローンチされる際などに、プロジェクト紹介やユーザーとの交流を兼ねたライブ配信のことです。

基本的にはフランクに開催されることが多く、NFTプロジェクト運営に質問などができます。

AMAの参加者の中から数名にアローリストが配布されることがあるため、積極的に参加してみると良いでしょう。

公式Discordに参加したら、必ず条件があるかどうかチェックしておきましょう。

Telegramの登録

Telegram(テレグラム)とは、無料のチャットアプリで、メッセージが暗号化されるため安全性の高いやり取りが可能です。

LINEやSkypeのように、メッセージや音声で相手とコミュニケーションを取れます。

プロジェクトによっては、Telegramの登録を条件としている場合があります。

TelegramではDiscordと同様に、コレクションの運営状況やGiveaway情報などが共有されています

なお、基本的にはDiscordのサブツールとして用いられることが多く、必須ではありません。

参加したいプロジェクトの獲得条件に含まれていたら、登録しておきましょう。

特定NFTの所持

NFTの世界では、同じ人が複数のプロジェクトを運営するケースも珍しくありません。

そのため、関連するNFTプロジェクトのアローリストを所持していると、次のプロジェクトで優遇され、新規リリースされるアローリストがもらえることがありま

また、同じシリーズ以外でもアローリストがもらえるケースがあります。

なかでも人気NFTコレクション「CNP(CryptoNinja Partners)」は有名で、CNPを持っていることでアローリストが配布されたケースが多く報告されています。

具体的には、以下のコレクションです。

  • Very long CNP
  • CNP Jobs
  • Aopanda Party
  • NounishCNP
  • わふくジェネ

抽選の場合もありますが、今後発売されるNFTプロジェクトにおいても、CNP保有者にアローリストが配られるチャンスがあります。

そのため、CNPを持っておくことも選択肢の1つです。

ブログ記事の作成

アローリストを付与する条件として、NFTプロジェクトに関するブログ記事の作成を条件としている場合があります。

該当するプロジェクトに関する紹介ブログ記事を作成し、情報拡散に協力した報酬として、アローリストを付与するというイメージです。

もともとブログを運営している人であれば、アローリストをもらいやすいため、NFT転売で稼ぎやすいといったメリットがあります。

ブログ以外にもYouTubeでの発信が条件に含まれていることがあり、登録者数が多い(影響力が高い)ほど、アローリストをもらえるチャンスは高まるでしょう。

NFTのAL(アローリスト)を獲得する方法

ステップ

NFTのALを獲得する方法を解説します。

アローリストを獲得したいプロジェクトのDiscordに参加する

参加するプロジェクトを決めたら、まずは公式Discordに参加しましょう。

最近のNFTプロジェクトのほとんどがDiscordコミュニティを作っており、アローリストが入手できるチャンスがあるだけでなく、NFTに関する情報も多く出回っています

将来性のあるNFTを知るチャンスもあるため、情報を集めるツールとして最適なツールです。

プロジェクトに参加する手順は、以下のとおりです。

  • 公式ホームページまたはSNSからDiscordの招待URLにアクセス
  • 「招待を受ける」をクリック
  • コミュニティのルールに同意する
  • 最初に表示されているチャンネル内で「認証」または「Verify」を選択

コミュニティに入りたての場合、荒らし対策として、使える機能が制限されている場合があります。

画面の上部か下部に「もういくつかステップが残ってます」と表示された場合は、コメントの書き込みができないような設定になっています。

この場合は、「完了」をクリックしましょう。

また、「ここでおしゃべりを始める前に……」という画面が表示されることもあります。

表示されたすべての項目を読み、これらに同意できる場合はチェックを入れて「送信」をクリックしましょう。

ルールに同意した後は操作できるようになりますが、最初は閲覧できるチャンネルが制限されていることもあります。

その場合、コミュニティ参加後に最初に表示されているチャンネル内にある「Verify」や「認証」をクリックすると、表示されるようになります。

ほとんどのコミュニティでは、初心者向けガイドやルールなどのチャンネルが用意されているため、必ず目を通しておきましょう。

プロジェクトのコントリビューターになる

Discordに参加できたら、次はコミュニティのコントリビューター(貢献者)を目指します。

コントリビューターとは、コミュニティ内で貢献することで得られる役職のことです。

コントリビューターになると、無料でアローリストを獲得できることがあります。

具体的には、以下のような行動を積み重ねることでコントリビューターになれる可能性があります。

  • Discord内で積極的に書き込みする
  • コミュニティのNFT作品をSNSやブログ、YouTubeで積極的にPRする
  • Discord内で困っている人を見たら進んでサポートする
  • イベントに積極的に参加する
  • 新しくコミュニティに参加した人を優しく歓迎する

プロジェクトによってはイベントが開催されることがあり、主な例として初心者勉強会やメタバースライブ、ファンアートコンテストなどが挙げられます。

ほかにも自分にできそうなことがあれば、進んで取り組んでいくと良いでしょう。

アローリストが付与される

プロジェクトへの貢献を積み重ねていくと、アローリストが付与されます。

プロジェクトによっては、アローリストの付与状況や何枚付与されたか確認できるツール、スプレッドシートが用意されていることがあります。

アローリストを入手したら、まずは販売情報をチェックしましょう

販売情報は、公式XのやDiscordでアナウンスされることが多く、日時と価格、通貨を確認します。

プロジェクトによっては、アローリストにレベルが設けられていることがあります。

その場合、レベルごとに購入できる時間帯が異なることがあるため、レベルの有無も一緒に確認しておきましょう。

NFTをミントする

アローリストを入手したあとは、ミントサイト(NFTを購入できるサイト)でNFTを購入します。

NFTは基本的に仮想通貨を使って購入するため、仮想通貨を持っていない人は、事前に準備を済ませておきましょう

具体的な流れは、以下のとおりです。

  • 国内取引所で口座開設
  • MetaMask(メタマスク)の準備
  • ETH(イーサリアム)の購入・送金
  • OpenSea(オープンシー)とメタマスクを紐づける

国内取引所はさまざまものがありますが、利用者数が多く、機能面・安全面に優れている「Coincheck(コインチェック)」がおすすめです。

次に、仮想通貨ウォレットのMetaMaskを準備します。

ウォレットとは、仮想通貨を入れる「財布」のようなものです。

ウォレットに仮想通貨を入金することで、外部との取引が可能になるため、NFTをミント(購入)する際に必要です。

MetaMaskはGoogle Chrome拡張機能の1つで、完全無料で利用できるツールのため、作成しておきましょう。

次に、イーサリアムを購入します。

基本的にNFTはイーサリアムで取引され、その際に発生するガス代も同様にイーサリアムで請求されます。

最後に、OpenSeaとMetaMaskの紐づけ作業をおこなって完了です。

NFTプロジェクトの大半は、世界最大級のNFTマーケットプレイスである「OpenSea」で取引されています。

NFTをミントする際にOpenSeaのアカウントが必要になるため、アカウントを登録していない場合は先に登録しておきましょう。

AL(アローリスト)で購入したNFTの主な使い道

複数の選択肢

ALで購入したNFTの主な使い道を解説します。

コレクションにする

単純にアート作品としてコレクションする方法です。

NFTアートは、マーケットプレイスの専用ページに表示されるため、自分のコレクションとしてインターネット上に保管されていきます。

また、OpenSeaではNFTアートを作品ごとに分類できる機能があり、自分の好きなカテゴリーを作ることも可能です。

NFTアートは、さまざまなクリエイターが趣向を凝らして制作された希少なアートです。

友人にプレゼントすることも可能で、お互いにお気に入りのNFTアートを交換するといった選択肢もあります。

もちろん転売することも可能ですが、クリエイターの熱心なファンは転売せずにコレクションとして収集していく人も多いです。

SNSアイコンにする

XなどのSNSのプロフィール画像に設定する方法です。

SNSのアイコンは、その人の価値観やセンスを表現するものです。

1点もののNFTをSNSのアイコンに使用することで、世界中の人たちに価値観やセンスを伝えられるでしょう。

実際に、海外のアーティストやスポーツ選手などが、NFTアート画像を使っているケースも多く見られます。

同じプロジェクトのNFTアートをアイコンにしている人を見つけたら、親近感がわくかもしれません。

そのため、SNSとNFTの相性は非常に良く、アイコン画像としての用途は広がっています。

また、SNSのアイコンをNFTアートにしておくと、NFT所有者として認識され、アローリストの当選確率が上がる可能性があります。

メタバースで展示する

NFTをメタバース内に展示し、多くの人に見てもらう人も増えています

メタバースとは、インターネット上の仮想空間のことです。

メタバースでは自分の分身となるアバターを操作して、ほかユーザーとコミュニケーションを取ったり、イベントやライブに参加したりなど、現実世界のような空間を楽しめます。

実物のアート作品の場合、展示するスペースの確保が必要になるため保管に気を遣いますが、メタバースであれば気にする必要はありません。

実際にメタバース上の美術館も登場して話題を集めており、今後NFTアート作品をメタバース上に展示する機会が増えていくことが見込まれます。

なお、NFTアートはメタバースのアバターのアイコンに設定することも可能です。

転売して利益を得る

NFTで稼ぐ手段の1つに、転売して利益を得ることが挙げられます。

価値の高いNFTアートは、1点あたり数百〜数千万円といった高値で取引されることもあります。

また、価格の変動が大きいこともNFTの特徴で、数百円で買える作品が1週間後には数万円で取引されていることも珍しくありません。

安い状態で仕入れて値上がりしたタイミングで売れるため、アローリストを活用して「NFTせどり」で利益を上げることも可能です。

もとから人気のあるNFTアートを仕入れる以外にも、有望なプロジェクトを見つけてタイミングを見計らって転売する方法もあります。

期待値の高いプロジェクトは、インフルエンサーが関わっている、発売前から話題になっている、発売前からコミュニティの人数が多い(数千人単位)などの特徴があります。

こうした特徴をキャッチするには、日々の情報収集が欠かせません。

Discordのコミュニティに入ったり、NFTに精通しているインフルエンサーの情報をチェックしたりなどして、有望なプロジェクトがないか探ってみましょう。

融資の担保にする

NFTを融資の担保にして、資金を調達する方法です。

最近では、NFTを担保に仮想通貨を貸し借りできる「NFTレンディングサービス」というプラットフォームが登場しています。

NFTの保有者はNFTを売却せずに仮想通貨を借りることが可能で、貸し手側は期間・コンテンツなどに応じた利回りが得られるため、双方にメリットがあります。

また、NFTレンディングでは、貸し手・借り手となるユーザー間で貸し借りの条件を決められる点も特徴です。

自由度の高さからリスクがある一方で、上手に活用できれば効率的な資産運用が期待できるでしょう。

NFTのAL(アローリスト)の注意点

注意マーク

NFTのALの注意点を解説します。

公式サイトになりすました詐欺サイトが存在する

NFTの世界でも、偽者による詐欺が存在します。

NFTや仮想通貨は法整備が不十分なため、公式サイトに似せた詐欺サイトが横行しています

詐欺サイトでMetaMaskを接続してしまうと、ウォレット内のイーサリアムやNFTを盗まれてしまうため注意が必要です。

自分の資産を守るためにも、サイトのURLや内容などをよく見て、不自然な点がないか確認することが大切です。

詐欺サイトの場合は、公式のURLの1文字だけ異なるなど、巧妙に作られているため、必ず本物のサイトかどうかチェックしましょう。

また詐欺サイトだけでなく、NFTのプロジェクトにおいても、悪質なものが存在することも覚えておく必要があります。

実際に集めた資金をすべてて持ち逃げする事案も発生しているほどです。

ファウンダーの顔がよく見えないプロジェクトへの参加は、極力避けるようにしましょう。

シードフレーズを他人に教えると資産を奪われる

ウォレットのシードフレーズは、絶対に他人に教えてはいけません。

シードフレーズとは、MetaMask作成の際に保管した12語の英単語のことで、シークレットリカバリーフレーズや秘密鍵、パスフレーズなどとも呼ばれます。

シードフレーズを教えるのは、銀行口座の暗証番号を教えることと同じです。

シードフレーズが知られた場合、ウォレット内にある仮想通貨やNFTなど、すべての資産を奪われてしまいます。

詐欺師から聞き出されるケース以外にも、偽のサイトでシードフレーズの入力を求められることもあるため、注意が必要です。

また、プロジェクト側からシードフレーズを聞くことは絶対にないため、仮に聞き出そうとしてきた場合は、詐欺と判断して良いでしょう。

スパム・詐欺メールが存在する

詐欺サイトのほか、スパム・詐欺メールも代表的な手口です。

よく見られる手口は、SNSやDiscordを通じてダイレクトメッセージを送る方法です。

XではNFTの情報交換が活発なことを利用して、初心者を狙った詐欺をおこなうアカウントが多く存在します。

たとえばDMでプロジェクトのモデレーターへの勧誘や、NFTプロジェクトを装って送金させるフィッシングサイトに誘導するアカウントなどです。

突然よくわからないプロジェクトからモデレーターのお誘いが来たら、詐欺を疑って良いでしょう。

なかには、NFT関連サービスのテクニカルサポートを名乗るアカウントもありますが、基本的にすべて詐欺です。

アカウントの認証バッジや、フォロワー数などもいくらでも偽造できるため、それらも信用材料になりません。

また、Discord上でもダイレクトメッセージを送って詐欺サイトに誘導するケースもあります。

基本的にはDiscordの参加者が多いほど、詐欺のメッセージを受け取るリスクも高くなる傾向にあります。

知らない相手からダイレクトメッセージが送られてきた場合は、開かないようにしましょう。

誤ってメッセージ内のリンクを開いてしまうと、資産を抜かれたり、PCがハッキングされたりなどの危険があります。

ダイレクトメッセージの確認は知っている相手からのみにして、知らない相手のメッセージは基本的に詐欺と頭に入れておきましょう。

自己防衛策として、SNSやDiscordなどでは「初心者」「始めたばかり」「慣れていない」などと記載することはおすすめしません。

詐欺は初心者を狙ったものがほとんどであるため、カモとして認識されやすくなります。

NFTのAL(アローリスト)のメリットや獲得方法まとめ

指を指しているスーツの男性

この記事では、「NFTのAL(アローリスト)の概要やメリット、獲得条件・方法」などについてお伝えしてきました。

NFTのアローリストとは、NFTを優先して購入するためのリストのことです。

アローリストに登録されると、一般販売前のプレセールで安くNFTが購入できるほか、NFT投資で大きな利益を得られる可能性が高まります。

アローリストを入手するには、X上でおこなわれるギブアウェイに参加したり、Discordのコミュニティに参加してコントリビューターになったりなど、さまざまな方法があります。

ただし、NFTは詐欺も多いため、常に注意を払いながら取引をおこなうことが大切です。

執筆者

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