NFTトレカとは?販売事例や購入方法、将来性を解説

NFTトレカアイキャッチ

この記事を読んでいるあなたは、

  • NFTトレカとは何ですか?儲かるの?
  • NFTトレカを購入する方法を知りたい
  • NFTトレカの具体例を知りたい

上記のように考えているかもしれません。

この記事では「NFTトレカの概要や販売事例、購入方法や注意点」などについてお伝えしていきます。

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目次

NFTトレカとは

NFT

NFTトレカとは、NFT技術を利用したデジタルのトレーディングカードのことです。

コピーや偽造ができず唯一の価値が保証されているため資産にもなり、NFTマーケットでは仮想通貨などで売買が行われています。

特に、レアカードや人気のあるカードは高値で取引されています。

また、カードに音声や動画などを紐付けることもでき、従来のトレーディングカードとは性質が異なりますが、従来の紙のトレカと同じようにコレクションに特化したものも多いです。

NFTトレカの代表的な販売事例

リスト

NFTトレカの販売事例を紹介します。

ももクロNFTトレーディングカード

ももクロNFTトレーディングカード

出典:https://momoclo.nft-official.com/

ももクロNFTトレーディングカードとは、2021年10月に発売された、東京ドームで行われた結成10周年記念ライブの様子をトランプモチーフのNFTトレカにしたものです。

カードは全52種類、1パック10枚入りとなっていて、2,288パックの数量限定販売だったため、すぐに完売してしまいました。

NFTトレカは通常、法定通貨で購入しますが、ももクロNFTトレーディングカードの場合、イーサリアムでも購入することができます。

また、現在はOpenSeaで取引されており、コレクション要素の強いカードとなっています。

Parallel(パラレル)

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出典:https://parallel.life/

Parallel(パラレル)とは、イーサリアムブロックチェーンを基盤にしたトレーディングカードゲームです。

「宇宙からの脱出」というテーマから、トレカのデザインも未来や宇宙、新しい生命体といったものが多いです。

NFTトレカの中でも人気が高く、世界最大級のマーケットプレイスOpenSeaでの取引高は、トレーディングカード部門でトップクラスとなっています。

ルールは40枚のカードを組み合わせたデッキを構成し、他のプレイヤーと対戦して先に相手を倒せば勝ちになる単純且つオーソドックスなものです。

「Parallel」とはゲーム内で種族のことを意味しており、キャラクターを中心とした写実的な3DアートがNFTトレカとして販売されています。

SKE48NFTトレーディングカード

SKE48NFTトレカ

出典:https://ske48.co.jp/news/detail/1211

SKE48NFTトレーディングカードとは、名古屋を拠点に活動するグループ「SKE48」のNFTトレカです。

2020年にもライブ写真によるNFTトレカが販売されていましたが、2021年に行われた松井珠理奈・高柳明音の卒業コンサートを記念して発行されたNFTトレカはかなりの人気を集めました。

また限定100枚というレア度の高い発行枚数となっており、希少性が高く紛失や盗難の心配がないデジタル資産となっています。

1枚あたり100~200円ほどの販売価格でしたが、市場では数十万円という高値で取引されるケースもあります

CryptoSpells(クリプトスペルズ)

クリプトスペルズ

出典:https://cryptospells.jp/

CryptoSpells(クリプトスペルズ)とは、CryptoGames株式会社が運営を行っているブロックチェーンゲームです。

日本最大級のブロックチェーンゲームで、ゲーム内のカードは全てNFTであるため、唯一無二のカードを所有することができます。

カードはゲームで利用し、ミッションをクリアすることで仮想通貨を獲得できる他、ゲーム内にあるマーケットで売買することで稼ぐことも可能です。

また「カード発行権」を獲得することで自分のNFTトレカを作成することもでき、カードの売買でかかった手数料の一部を報酬として受けとることもできます。

Sorare(ソラーレ)

ソラーレ

出典:https://sorare.com/

Sorare(ソラーレ)とは、現実世界で行われているサッカーの試合がゲームと連動し、ゲーム内で自分の使用する選手が活躍することでポイントを獲得できるブロックチェーンゲームです。

ユーザーは自分の好きな実在のサッカー選手のNFTトレカを所有し、現実世界の試合でトレカの選手が活躍するとポイントを獲得することができます。

ポイントを多く獲得し、トーナメントで上位に入ると、商品としてレアカードや仮想通貨イーサリアムを受け取ることができます

実在するスポーツ選手をNFTカードで所有することでユーザーの資産になること、さらにそのカードで仮想通貨を稼ぐことができます。

NFTDUEL(NFTデュエル)

NFTデュエル

出典:https://web.xana.net/ja/nftduel/

NFTDUEL(NFTデュエル)とは、メタバースプラットフォームの「XANA(ザナ)」発のトレーディングカードゲームです。

NFTトレカでデッキを構成し、他のユーザーとの勝負に勝つことでゲーム内通貨のDUELを稼ぐことができます。

NFTデュエルは世界的に有名なIP(知的財産)をNFTトレカにしており、手塚プロダクションの「鉄腕アトム」もNFTトレカで提供されています。

また、一般的なNFTゲームは、NFTを購入しないと遊べないことが多いですが、NFTデュエルなら無料でも遊ぶことも可能です。

NFTトレカを購入する方法

方法

NFTトレカを購入する手順は、以下の通りです。

  1. 仮想通貨取引所でイーサリアム(ETH)を購入する
  2. 仮想通貨ウォレットを準備する
  3. ウォレットに仮想通貨を追加する
  4. マーケットプレイスを選択する
  5. マーケットプレイスとウォレットを接続する
  6. NFTトレカを選び購入する

それぞれの手順について詳しく解説します。

仮想通貨取引所でイーサリアム(ETH)を購入する

まず、仮想通貨取引所でイーサリアム(ETH)を購入します

多様な仮想通貨がある中で、イーサリアムは仮想通貨の中でもメジャーな通貨であり、日本国内のほとんどの仮想通貨取引所で取り扱っています。

保有していればNFTトレカ以外にも様々な用途があるため、好きな取引所で購入しておきましょう。

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※公式サイトに遷移します。

仮想通貨ウォレットを準備する

次に、仮想通貨ウォレットを準備します

NFTトレカはNFTマーケットプレイスで売買されており、購入したイーサリアムを保管しておくためにも仮想通貨ウォレットを用意する必要があります。

ウォレットによって対応しているブロックチェーンや通貨が異なるため、どれを使えばよいか分からない場合はイーサリアムチェーンの他、複数のブロックチェーンに対応している「MetaMask(メタマスク)」がおすすめです。

ウォレットが準備できたら、ウォレットのアドレス宛てにイーサリアムを送金します。

ウォレットに仮想通貨を追加する

次に、ウォレットに仮想通貨を追加します

仮想通貨取引所によって違いはありますが、基本的には「送金」を選択、送金する仮想通貨の種類を選択、送金先したいウォレットのアドレスを入力、という流れになります。

ウォレットに入金し、入金していることが確認できたらマーケットプレイスでNFTトレカを売買することが可能となります。

マーケットプレイスを選択する

次に、マーケットプレイスを選択します

売買はマーケットプレイスと呼ばれる取引所で行いますが、マーケットプレイスは複数あるため自分が購入したいNFTトレカがどこで売買されているか確認しましょう。

またマーケットプレイスによってコンテンツや各種手数料、対応している仮想通貨などが異なるため、選ぶ際は自分の持っている通貨、目的や用途に合っているかきちんとチェックすることが大切です。

購入するマーケットプレイスが決まったら、ログインして取引を開始します。

マーケットプレイスとウォレットを接続する

次に、マーケットプレイスとウォレットを接続します

それぞれのマーケットプレイスによって細かい違いはありますが、大抵は公式サイトのトップページにある「ウォレット」をクリックすると、利用できるウォレットが一覧で表示されます。

仮想通貨取引所によって違いはありますが、基本的には「送金」を選択、送金する仮想通貨の種類を選択、送金先したいウォレットのアドレスを入力、という流れになります。

ウォレットに入金していることが確認できたら、マーケットプレイスでNFTトレカを売買することが可能となります。

NFTトレカを選び購入する

最後に、NFTトレカを選び購入します

購入したいNFTトレカが見つかったら、売りに出されていることを示す「出品中」という表示があるか確認しましょう。

「出品中」の表示があれば選択して購入手続きに進み、指示通りに進んで最後に「購入」をクリックすれば完了です。

決済方法はイーサリアムを保有していればイーサリアム、またはクレジットカードでの支払いが可能です。

NFTトレカを出品する方法

方法

NFTトレカを出品する手順は以下の通りです。

  1. 出品するNFTトレカを選択する
  2. 出品価格を設定する
  3. 出品したNFTトレカを売却する

出品するNFTトレカを選択する

NFTトレカはマーケットプレイスで売買するのが一般的で、国内外にはたくさんのサイトがあります。

登録しているマーケットプレイスのマイページにアクセスすると、自分の持っているNFTトレカの一覧を見ることができます

一覧の中から出品したいカードを選択して、出品手続きを行います。

出品価格を設定する

NFTトレカを売却する場合、固定価格での出品とオークション形式での出品から出品方法を選ぶことができます

どちらで出品するか決めたら出品価格、取引通貨を決めて出品します。

固定価格は自分で販売したい価格が決められますが、高すぎると購入してもらえず、安すぎると利益になりません。

中には元値の10倍や100倍で取引されるものもあり、カードの価値や人気が分からない場合はオークション形式で出品しておくと、購入したいユーザーによって適正な価格で購入してもらえます。

出品したNFTトレカを売却する

出品したNFTトレカは、マーケットプレイス上で販売されます。

他のユーザーが購入、もしくは落札したら売却となりますが、基本的にマーケットプレイス内だけでの取引なため購入者が現れなければ売却できないため注意しましょう

売れやすくするために出品価格設定の際に売りたいカードの落札相場よりもやや安く設定するのも、ひとつの方法です。

NFTトレカを売買する際の注意点

注意

NFTトレカを売買する際は、以下の点に注意しましょう。

  • 取引にはガス代(手数料)がかかる
  • 偽造品や不正販売が存在する可能性がある
  • ハッキングによる流出の危険性がある

取引にはガス代(手数料)がかかる

NFTトレカの売買には、「ガス代」と呼ばれる手数料がかかります

ガス代とは、NFTなどの取引の内容をブロックチェーンに記録する際にかかるネットワーク手数料のことで、例えばNFTの購入時や購入オファーをキャンセルする時など、売買の際ににかかります。

現在、ガス代は安定しておらず、市場での需要や取引完了までのスピードを上げるために金額は変動制となっています。

ガス代がかかってしまう問題を解決するため、ブロックチェーンの仕組みをより良くしていこうという動きがあり、上手く進めばより流通しやすくなります。

偽造品や不正販売が存在する可能性がある

NFTトレカを売買する際、偽造品や不正販売が存在する可能性に気を付けなければなりません

NFTは唯一無二で代替不可能ではありますが、コピーはできてしまいます。

そのため、コピーを利用した著作権を侵害しているものや、盗作・偽物品が市場に出回っている可能性も考えられます。

NFTトレカは取引の履歴が全て残るため、購入する際はカードの履歴や制作者の情報をよく見てから購入した方が良いです。

NFTまだ新しい市場であり、マーケットプレイスの登録は年齢制限もなく誰でも出来るため、中には身分証明が担保されていないところもあります。

不安な場合は、厳しい審査があるマーケットプレイスを選んで取引すると安心です。

ハッキングによる流出の危険性がある

NFTトレカの売買の際、ハッキングによる流出に気をつけましょう

NFTトレカが売買されるマーケットプレイスはデジタル上にあり、商品によっては数千万円といった大金が動くこともあり、ハッキングを受けると被害は深刻なものになります。

また、マーケットプレイスや大手企業などになりすましてURLを送り、疑わずにアクセスすると個人情報や所有するNFT、仮想通貨を盗み取られるケースもあります。

ハッキングによって流出してしまったNFTや資産はほぼ戻ってこないため、覚えのないURLにはアクセスしないようにすることが大切です。

NFTトレカの将来性・今後について

将来

NFTトレカの将来性や今後について解説していきます。

多くの企業がNFT業界に参入している

2023年現在、日本を含め世界中の企業がNFT業界に参入しています。

大手企業が参入することで、NFTトレカ市場が活発化する可能性があります

例えば楽天が運営する「Rakuten NFT」ではウルトラマンのNFTを販売し話題になりましたが、続いてアイドルグループのNFTトレカを販売しています。

また、電通は他社とともに、アニメなどの名シーンを利用したNFTトレカを開発中とも言われており、写真やイラストだけでなく今後は動画や映像も多く販売されることが予想されます。

大手企業が参入することで話題性も高くなり、NFT市場が拡大していくと期待できるでしょう。

種類が増えると需要が高まる可能性がある

NFTトレカは記事内で紹介したように、これまで販売されてきた実績があり、ほとんどがすぐに完売となり高い需要あることが分かります。

ただ販売事例は多いですが、認知されているのはまだ一部のユーザーというのも事実です。

トレカ市場ではポケモンや遊戯王、ONE PIECEといった人気も知名度も高いカードが多く流通しています。

そのため、コア層だけでなく幅広いユーザーに人気のあるカードがNFTトレカとして流通すれば需要が高まり、NFTトレカ市場全体が拡大していくと予想できます。

NFTトレカに関してよくある質問

質問

NFTトレカに関してよくある質問を紹介します。

NFTトレカは日本円でも購入できる?

日本国内で運営しているNFTマーケットプレイスの中には、日本円でNFTトレカを購入できるところもあります

大手企業の楽天が運営する楽天NFTではNFTトレカも扱っており、日本円でも購入可能です。

NFTのロイヤリティとは?

NFTのロイヤリティとは、ユーザー間での売買によって生まれた利益の一部が自動的に差し引かれ、クリエイターへ還元されるシステムのことです。

上記の事例で紹介した、ももクロNFTトレーディングカードには10%のロイヤリティが設定されています。

ももクロのNFTトレカを所有しているユーザーがカードを売却すると、他のユーザーが購入した時点で売却した価格から10%が自動的に引かれてクリエイターに還元されます。

売却した際に売却価格がそのまま手元に入るわけではないため、覚えておきましょう。

NFTトレカは何歳から買えるの?

NFTトレカを自分で購入する場合は、買えるのは18歳以上(成人してから)となります

現在、日本国内で取引所に口座を開設したり、仮想通貨を購入して送金するのは18歳以上と決められています(2022年4月に「成人」の定義が20歳から18歳に引き下げられたため)。

ウォレットの作成やマーケットプレイスに登録するのは何歳からでも可能ですが、NFTトレカを購入するにはまず取引所で口座を開設し、仮想通貨を送金しておかなければなりません。

NFTトレカ売却時に税金はかかる?

NFTトレカ売却時に得た利益は課税対象となります

取引で得た利益には所得税が課されますが、他の所得区分との合計額に対して課税されるため、NFT取引のみで課税されるわけではありません。

所得税は累進課税となっており、税率は5〜45%の7段階です。

NFTトレカの販売事例や購入方法まとめ

まとめ

この記事では「NFTトレカの概要や販売事例、購入方法や注意点」などについて解説してきました。

NFTトレカとは、NFT技術を利用したデジタル版のトレーディングカードです。

NFTは非代替性トークンと呼ばれ、唯一のものとして価値が保証されています。

この記事を少しでも参考にして、気になるNFTトレカを購入してみてはいかがでしょうか。

なお、おすすめの国内仮想通貨取引所ランキングは以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。

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