OpenSea(オープンシー)とは、世界最大規模のNFTマーケットプレイスです。
さまざまなNFTを取り扱っており、世界中のトレーダーやコレクターに利用されています。
しかし「どんなサービスなのかよくわからない」「始め方や購入・出品方法がわからない」という疑問を持っている人も多いです。
この記事では、OpenSea(オープンシー)の概要や始め方、使い方を解説していきます。
この記事でわかること |
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なお、おすすめのNFTマーケットプレイスは以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
OpenSea(オープンシー)とは
出典:https://opensea.io/ja
OpenSea(オープンシー)とは、世界最大の取引量を誇るNFTマーケットプレイスです。
NFTを取り扱うマーケットプレイスの中でも長い運営実績を誇り、アクティブユーザー数やNFTの流通数など、他の追随を許さない規模を誇っています。
数多くのブロックチェーンにも対応しており、NFT上級者から初心者まで、幅広く利用できるマーケットプレイスとなっています。
手数料・ガス代
OpenSea(オープンシー)の利用に必要な手数料を、以下の表にまとめました。
出品手数料 | 無料 |
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販売手数料 | 0~2.5% |
クリエイター手数料 | 0~10% |
販売手数料が3%以上となっているマーケットプレイスが多いため、OpenSea(オープンシー)の販売手数料は安く設定されていることがわかります。
しかし、NFTが売れたタイミングでは、販売価格の2.5%をOpenSeaに支払う必要があります。
さらに、OpenSea(オープンシー)を利用する際は、ガス代と呼ばれるネットワーク手数料が必要になる場合があります。
主なガス代を支払うタイミング |
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基本情報
OpenSea(オープンシー)の基本情報は、以下の表の通りです。
マーケットプレイス名 | OpenSea |
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リリース日 | 2017年12月 |
取扱コンテンツ |
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決済方法 | 仮想通貨(ETH/SOL/BATなど) |
対応ウォレット | Metamask |
ネットワーク | Ethereum、Polygon、Klaytn、Solana、Avalanche etc… |
運営会社 | Ozone Networks, Inc |
公式サイト | OpenSea公式サイト |
OpenSea(オープンシー)の特徴
OpenSea(オープンシー)の特徴には、以下のようなものがあります。
- 世界最大規模のNFTマーケットプレイスである
- 誰でも簡単にNFTを作成・販売できる
- 複数のブロックチェーンに対応している
それぞれの特徴について、詳しく解説していきます。
世界最大規模のNFTマーケットプレイスである
OpenSea(オープンシー)は、世界最大級のNFTマーケットプレイスであり、多くの人から利用されています。
NFTマーケットプレイスとしては最古参といっても過言ではない歴史と規模を誇っており、数多くのマーケットプレイスが現れた現在でも利用者数は最多を誇っています。
そのため出品され取り扱われているNFT作品数もかなり豊富で、購入する側・販売する側共に利用するメリットが多いです。
現在ではセキュリティ・安全面でも体制を強化していく発表もされており、実際に利用する際のリスクなどは減少傾向にあります。
誰でも簡単にNFTを作成・販売できる
OpenSeaでは、制限なく誰でも簡単にNFTを作成・販売する事ができます。
他のマーケットプレイスではNFTを販売する際、プラットフォーム側と契約したり承認を受けたりする必要がある場合も多く、自由度の高さという意味ではOpenSeaは随一となっています。
NFTにしたいデジタルデータをOpenSeaにアップロードし、作品の説明や詳細などを入力するだけで、特殊な技術は必要とせずNFT作品を制作する事が可能な機能もあります。
NFTなどに詳しくない初心者でも利用を開始するのは簡単なため、クリエイターにとっては新たな作品発表の場としても有効利用できます。
複数のブロックチェーンに対応している
OpenSeaは、複数のブロックチェーンに対応しているのも特徴です。
一般的にNFTなどに利用されるブロックチェーンは世界的にも多く普及している「イーサリアム」などが多くなっていますが、これにより「スケーラビリティ問題」というのも発生しています。
分かりやすく言えば1つのブロックチェーンにデータが集中すると処理速度が遅くなり、送金の遅延やガス代(ネットワーク手数料)の高騰を引き起こします。
一方、OpenSeaは複数のブロックチェーンに対応しているため、スケーラビリティ問題への対処やガス代の節約などの、ユーザー側の不利益を抑えることができます。
OpenSea(オープンシー)の始め方
OpenSea(オープンシー)を始める方法は、以下のとおりです。
- 国内仮想通貨取引所で口座開設する
- 取引所でイーサリアムを購入する
- MetaMaskを用意する
- MetaMaskにイーサリアムを送金する
- OpenSeaとMetaMaskを接続する
それぞれの手順について、詳しく解説していきます。
国内仮想通貨取引所で口座開設する
まず最初に、国内の仮想通貨取引所で口座開設を行います。
NFT取引などに利用する仮想通貨を購入などする際、通常の銀行口座などでは行えないため、それ専用の口座を用意する必要があります。
出典:https://coincheck.com/ja/
国内の仮想通貨取引所であれば、使いやすいスマホアプリがあり、NFTマーケットプレイスなどを展開しているCoincheckがおすすめです。
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※公式サイトに遷移します。
取引所でイーサリアムを購入する
次に、取引所でイーサリアムを購入します。
上記で紹介したCoincheckでイーサリアムを購入する方法を紹介します。
- 口座開設をした取引所で「ウォレット」を選択する
- 画面内から「入金」の項目を選び必要な金額を入力する
- 日本円を入金し終わったらイーサリアムの購入へ進む
- 「販売所」を選択し「イーサリアム」を選ぶ
- 購入する数量などを選び「日本円で購入」を選択
- 決済が完了し反映された事を確認して完了
どこの取引所で口座を開設したかである程度は変わりますが、基本的にはこのような流れでイーサリアムを購入する事が出来ます。
他にも仮想通貨を取り扱っている取引所を利用する場合、購入する銘柄が「イーサリアム」である事をしっかりと確認し、間違いがないように購入しましょう。
MetaMaskを用意する
出典:https://metamask.io/
次に、MetaMaskを用意します。
MetaMaskとは、仮想通貨やNFTを管理できる「仮想ウォレット」と呼ばれるものです。
OpenSeaでNFTを購入・管理する際にも必須であり、仮想通貨を管理・送金などする際にも利用する事になるためしっかりと準備をしておきましょう。
MetaMaskの作成方法は、以下の通りです。
- メタマスク公式サイトにアクセスします
- PCブラウザ版であればChromeの拡張機能・スマホであればアプリをダウンロードします
- ダウンロードが終了したら「ウォレットを作成」を選ぶ
- パスワードを8文字以上で設定する
- 12の英単語「シークレットリカバリーフレーズ」を確認・保存する
- リカバリーフレーズを入力し確認し終えたら作成完了
PCブラウザ版・スマホ版共にダウンロードして以降の作業はほぼ同一であるため、画面の表示に従いながら作業を進めていけば問題なく作成できます。
シークレットリカバリーフレーズは、後々問題が発生した場合などの復元にも利用するため、必ず他者にバレないようにしつつ保管しておくようにしてください。
MetaMaskにイーサリアムを送金する
次に、MetaMaskにイーサリアムを送金しましょう。
- MetaMaskでネットワークを「イーサリアムメインネット」に変更
- 変更した後で「ウォレットアドレス」を取得
- 仮想通貨取引所に戻り、ウォレットを確認して送金手続きを開始
- 送金先に先程取得した「ウォレットアドレス」を登録
- 金額を指定してイーサリアムを送金する
必要に応じて必要な金額をこのような流れで、取引所からMetaMaskに送金する事ができます。
ウォレットアドレスは間違えてしまうと取り返しがつかないため、入力の際は注意が必要です。
OpenSeaとMetaMaskを接続する
最後に、OpenSeaとMetaMaskを接続して準備完了です。
OpenSeaにアクセスし、プロフィール画面の「ウォレット」からMetaMaskを選択し、接続・署名の順に選択していきメールアドレスなどを入力します。
あとは登録したメールアドレスに届いた認証メールから、認証を完了させればOpenSeaとMetaMaskの連携が完了します。
OpenSea(オープンシー)の購入方法
OpenSea(オープンシー)でNFTを購入する方法は、以下の通りです。
- 購入するNFTを検索する
- BuyNowの場合は希望のNFTを購入する
- Place bidの場合は希望のNFTに入札する
それぞれの手順について、詳しく解説していきます。
購入するNFTを検索する
まず、購入したいNFTを検索していきます。
- OpenSeaにアクセスしNFTを探す
- 値段やカテゴリといったフィルタリング機能を利用する
- 気になるワードなどがあるならそちらも使って検索する
NFT自体はサムネイルでどんなものなのか表示されるため、そちらから気になる物、興味のある物などを探すのがおすすめです。
予め特定のクリエイターの作品を探している場合などは、検索するのではなく直接SNSなどから販売ページにアクセスするのもおすすめの方法です。
BuyNowの場合は希望のNFTを購入する
BuyNowの場合は、提示された金額を支払えばNFTを購入する事ができます。
BuyNowとはいわゆる「定額での購入」という内容の購入方法で、設定されている金額を支払うだけで購入出来るという一般的な方式となっています。
- 購入したいNFTを「カートに追加」する
- 「カートの中身」を確認し「購入を完了する」を選択
- ガス代などが改めて表示されるので問題がなければ「確認」を選択
- 決済を完了して購入
- 自分のプロフィール欄を確認して追加されていれば完了
上記の流れで購入する事ができますが、ガス代はその時々で大きく変動する場合もあるため、しっかりと確認しないど膨大なガス代などが手数料として差し引かれるケースもあります。
また、ネットワークの混雑状況などによって購入したNFTが自分のプロフィール欄に反映されるまで多少の時間が掛かる場合もあるため注意しましょう。
Place bidの場合は希望のNFTに入札する
Place bidの場合は、欲しいNFTに入札を行い購入する事になります。
Place bidとはいわゆるオークション方式を採用している販売方式で、決められた一定期間の間に最も高額な値を入札した人が最終的に購入者となる方式です。
また、イーサリアムでオークション形式のNFTに入札する場合「WETH」という仮想通貨に変換を行う必要があるため、購入とは別途にガス代が発生します。
- 入札したいNFTのを「入札する」を選択
- Place bidを選択
- NFTの内容を確認してチェックボックスにチェックを入れる
- 「Add WETH」に進み、ETHをWETHに変換する
- 入札したい価格を入力し「Place bid」を選択
- 最終的な落札者になった場合購入が確定
上記の流れで入札・落札までを行う事になりますが、「WETH」への変換などが挟まる分普通の購入に比べて手間と時間が掛かる事が難点の1つです。
最終的に購入できるかどうかが確定しない点も難点の1つとなっており、基本的にはNFTの売買などになれた上級者向けの方法となっています。
OpenSea(オープンシー)の出品方法
OpenSea(オープンシー)でNFTを出品する方法は、以下の通りです。
- NFTコレクションを作る
- デジタルデータをNFT化する
- 出品したいNFTを選択する
- 販売条件を設定して出品する
それぞれの手順について、詳しく解説していきます。
NFTコレクションを作る
まず、OpenSeaのマイページからNFTコレクションを作成します
- マイページを開き「マイコレクション」の項目を選択
- マイコレクションの中から「コレクションを作成」を選択
- 設定ページが開いたら必要な項目を入力する
コレクション作成に必要な情報は以下のようになっているため、極力空欄がないように入力していきましょう。
- ロゴ画像(推奨サイズ350×350)
- 注目の画像(推奨サイズ600×400)
- バナー画像(推奨サイズ1400×350)
- URL(OpenSea内でのURLをカスタマイズ)
- 名前/説明/カテゴリー
- クリエイター収益(収益を受け取るMetaMaskのウォレットアドレス)
- リンク(クリエイターのウェブサイトなど)
- ブロックチェーン/支払いトークン
上記の項目を入力し、最後に「作成」を選択する事で自分の「NFTコレクション」が完成する事になります、しっかりと入力して下準備を済ませましょう。
デジタルデータをNFT化する
次に、デジタルデータをNFT化するという工程が必要になります。
- NFT化したいデジタルデータを用意する
- デジタルデータをアップロードする
- 必要な項目に情報を入力する
- 最後に「作成」を選択してNFT化完了
デジタルデータをNFT化する際に入力を求められる情報は、以下のようになっています。
- 作品の名前
- 作品を紹介するサイトのリンク
- 作品内容などの説明
- コレクションの選択
- 詳細情報の設定
- 利用するブロックチェーン
上記の情報をを入力して「作成」を選択する事でNFT化が完了します。
この時点ではガス代などは発生しないため、工程を覚える練習としていくつかの作品をNFT化してみたりするのもおすすめです。
出品したいNFTを選択する
次に、出品したいNFTを選択していきます。
OpenSeaのプロフィール画面からウォレットに移動し、販売したいNFTアイテムを選択して出品の準備をしていきましょう。
購入したNFTなどもここに表示されますが、販売が可能なNFTを所持していない場合は何も表示される事はありません。
何も販売できるNFTがない場合は、上で解説したように販売するためのNFTを先に作成してからこの工程に移ってください。
販売条件を設定して出品する
最後に、販売条件などを設定して出品を行います。
ここで設定するのは販売する価格とどういった形式で販売を行うのか、といった詳細な内容を決定していきます。
固定価格での販売を行う場合は、希望する価格を入力して完了です。
オークション形式で販売する場合は「最高額入札者に販売する」か「価格下落制で販売する」の2つの方式があるため、注意してください。
前者は期間中に最も高額な入札を行った人に販売し、後者は買い手がつくまで価格が自動で下がっていく方式となっています。
どの方法で販売する場合でも、販売期間は1日~最大6ヶ月となっているため、自身の予定などと照らし合わせてどの販売方法が合っているか検討しながら行うのがおすすめです。
OpenSea(オープンシー)の稼ぎ方
OpenSea(オープンシー)を利用した稼ぎ方には、以下のようなものがあります。
- NFTを取引・転売する
- NFT作品を出品して稼ぐ
- NFTをステーキングする
- NFTゲームをプレイする
それぞれの稼ぎ方について、詳しく解説していきます。
NFTを取引・転売する
OpenSea(オープンシー)では、NFTを取引したり転売したりすることで稼ぐことが可能です。
購入したNFTを購入した時以上の価格で転売する事もOpenSeaでは日常茶飯事的に行われており、利益を出す事も可能です。
特に、希少性の高いNFTや流通量の少ないNFTなどは、時間を置かず価格が上がっていく傾向もあるため作品を作るのは苦手だという人の場合、取引で稼ぐことをおすすめします。
NFT作品を出品して稼ぐ
OpenSea(オープンシー)では、自分の作品をNFTとして出品して稼ぐ事もできます。
絵やアニメ、音楽など様々な物が現在はNFTとして販売されていますが、作品を自分で作って売るというクリエイターの市場としても機能しているのがOpenSeaです。
「自分で制作した作品を売って生計を立てたい」「クリエイティブな方面での活動を仕事にしたい」と考えるならば実績作りという意味も含めてOpenSeaを利用してみるのも、1つの手となっています。
NFTをステーキングする
OpenSeaでは、NFTのステーキングも行っています。
「ステーキング」とは、保有しているNFTをNFTマーケットプレイスに預ける事で、代わりに仮想通貨などの報酬を受け取る方法です。
NFTの所有権自体は保有したままとなるため、あまり頻繁に取引などは行いたくない、あるいはコレクションしたNFTを手放したくないコレクターでも利益を出しやすい方法となっています。
NFTゲームをプレイする
OpenSeaで稼ぐには、NFTゲームをプレイするという方法があります。
NFTゲームとは、ゲームをプレイしながらNFTアイテムや仮想通貨などを入手できる内容のゲームで、現在では多種多様な内容の物がサービスを開始しています。
直接NFTなどを取引する場合などに比べて時間こそかかりますが、ゲームをプレイしながら利益を得ることができるため、とにかくゲームが好きといった人にはおすすめできます。
OpenSea(オープンシー)の注意点
OpenSea(オープンシー)を利用する際は、以下の点に注意しましょう。
- 詐欺による被害が多発している
- クリエイターを装った偽物NFTが販売されている
それぞれの注意点について、詳しく解説していきます。
詐欺による被害が多発している
OpenSeaに関連して、OpenSeaの名前を騙った詐欺などが横行しています。
「ガス代が足りないからNFTが購入にエラーが出たので追加でガス代を払え」あるいはユーザーを装って「あなたの作品をNFTとして買いたい」といったような内容の物など、様々な詐欺が発生しています。
またOpenSea運営を装い、NFTを勝手に送りつける事でフィッシングサイトに誘導するなど、様々な手口が発生しており、被害は増えています。
OpenSea側自体はこういった詐欺に対して注意喚起を行っていますが、ユーザー側でも怪しいSNSのメッセージや身に覚えのないNFTを受け取るのは控えるといった対策が必要です。
クリエイターを装った偽物NFTが販売されている
OpenSeaでは、クリエイターを装って偽物のNFTが販売されているケースも存在します。
正確に言えば、著作権など問題がある作品を勝手にNFT化して制作した物であったり、類似の物を勝手にNFT化して販売している物であったりと様々で、いわゆる「贋作」と呼ばれるような物です。
本当にクリエイター本人が出品している物であれば、SNSなどでその事を発信していたり、宣伝していたりなどしているはずですが、そのアカウント自体がダミーであったというケースもあります。
販売されているNFTが本物かどうか、価格は不当に安くなっていないか、不審な取引履歴などが記録されていないかなどなど、しっかりと注意して確認してから購入するようにしましょう。
OpenSea(オープンシー)でNFTが売れない際の対処法
OpenSea(オープンシー)でNFTが売れない際は、以下の方法を試してみましょう。
- 流行を取り入れたNFTを作成する
- SNSを活用して認知を拡大する
- 別のNFTマーケットプライスと併用する
それぞれの方法について、詳しく解説していきます。
流行を取り入れたNFTを作成する
OpenSea(オープンシー)でNFTが売れない際は、流行を意識する事も大切です。
ファッションや音楽などと同様、NFTアートにも流行という物が存在し、それらを意識して作成を行う事は非常に重要なポイントになります。
どんなに個性的な作風や絵柄でNFTアートを作成しても、それが流行から余りにも外れているような物である場合、よほどクリエイターに知名度がある場合などを除き売れない要因となってしまいます。
SNSを活用して認知を拡大する
OpenSea(オープンシー)でNFTを売りたいなら、SNSなども活用しましょう。
圧倒的に出品されるNFTが多いOpenSeaでは、ただ漠然とNFTを出品しても多くの作品の中に埋もれていってしまうというケースが発生します。
このNFTアートを作ったのは自分である、とSNSなどを利用してクリエイターとしての知名度を上げる事で、NFT作品に興味を持ってもらい、買って貰える確率を引き上げるのも重要です。
別のNFTマーケットプレイスと併用する
OpenSea(オープンシー)でNFTが売れないなら、別のNFTマーケットプレイスも併用しましょう。
現在NFTを取引できるマーケットプレイスは複数存在しており、併用して利用する事でNFTが売れる確率を引き上げる事ができます。
NFTを管理するのは基本的にはウォレットであるため、ウォレットを共通して使えるマーケットプレイスなら、そちらを合わせて利用してみる事も視野に入れるのがおすすめです。
OpenSea(オープンシー)のよくある質問
OpenSea(オープンシー)に関してよくある質問を紹介します。
OpenSeaアプリはいつ日本語対応する?
OpenSeaアプリの日本語化対応については2023年現在、未定となっています。
ブラウザ版であれば日本語版も遂に配信が開始されていますが、スマホアプリの方はまだ日本語には未対応となっているため、利用の際には注意が必要です。
ただし、現在ではOpenSeaも日本からの利用者が増えているという事もあり、近いうちにアプリも日本語に対応する可能性は高くなっています。
OpenSeaの最低販売価格は?
OpenSeaに、最低販売価格は設定されていません。
極論を言えば利益が出ないような価格であっても販売価格として設定できますが、当然販売時には「ガス代」が掛かってしまうため、そういった意味で注意は必要となります。
また、出品した後に値上げをするという事はOpenSeaではできないようになっているため、価格を変更する際には「値下げする」以外になくなるという点でも注意が必要です。
OpenSeaでNFTを購入できない際の対処法は?
OpenSeaでNFTを購入できない際は、様々な原因が考えられます。
まず、ウォレットとなる「メタマスク」が正常に接続されていない、正しいネットワークが選択されていない、残高不足で手数料や代金が払えないといった状態になっていないか確認しましょう。
その他、ネットワークの問題によって遅延が発生している、あるいはOpenSeaでシステム的な問題が発生している事などもあるため、慌てずに残高の確認や障害が起きていないかなどを調べましょう。
OpenSeaのロイヤリティ設定とは?
OpenSeaでは、ロイヤリティと呼ばれる設定を行うことができます。
NFTをクリエイターが販売する際に設定できるもので、NFTが二次流通・転売を含み販売された際に、クリエイター側に払われる手数料です。
手数料は0~10%までを指定する事ができ、どんな形であれ作品が売れる度に利益として還元されるため、クリエイターにとって非常に重要な物となっています。
OpenSeaで保持している自分のNFTはどこで確認できる?
OpenSeaで保持している自分のNFTは、プロフィール画面から確認できます。
メタマスクなどのウォレットを接続した上で、プロフィール画面を選択すると「コレクション」という項目が表示されるようになります。
自分で購入するなどして保持しているNFTは全てここで表示されるようになり、他のユーザーから見えないように非表示にするといった事も出来るようになっています。
OpenSea(オープンシー)の特徴や始め方まとめ
この記事では、OpenSea(オープンシー)の概要や始め方、使い方を解説してきました。
OpenSeaは2023年現在でも、NFTマーケットプレイスとして最大の規模と取引量を誇るトップと言っても過言ではないマーケットプレイスである事がわかりました。
ただし利用者が多い分、詐欺や贋作といった問題事態も抱えており、アプリも日本語対応していないなど、まだ日本人が安心して使うには改善の余地もあります。
NFT取引を行ってみたいと考えている人は、世界最大級マーケットプレイスであるOpenSeaから始めてみましょう。
なお、おすすめのNFTマーケットプレイスは以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。