この記事を読んでいるあなたは、
- 仮想通貨を長期保有するメリットや注意点を知りたい
- 仮想通貨を長期保有する際のポイントや向いている人の特徴を知りたい
- 長期保有するのにおすすめの仮想通貨や取引所を知りたい
上記のように考えているかもしれません。
この記事では「仮想通貨を長期保有するメリットや注意点、保有時のポイントや向いている人の特徴」についてお伝えしていきます。
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なお、おすすめの国内仮想通貨取引所ランキングは以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。
仮想通貨の長期保有とは
仮想通貨の長期保有とは、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの仮想通貨を購入した後、値動きがあってもすぐには売却せず長期間にわたって保有し続けることです。
「ガチ(本気)でHold(保持する)」ことから、「ガチホ」とも呼ばれます。
仮想通貨を保有する期間に明確な定義はありませんが、数ヶ月から数年、もしくは10年以上の間保有し続ける場合もあります。
仮想通貨を長期保有するメリット
仮想通貨の長期保有には、以下のようなメリットがあります。
- 専門的な知識や経験をほぼ必要としない
- 日々の値動きを気にする必要がない
- 取引コストを安く抑えることができる
それぞれ説明します。
専門的な知識や経験をほぼ必要としない
仮想通貨を長期保有する際のメリットは、専門的な知識や経験をほぼ必要としないことです。
1日のうちに何度も売買を繰り返すスキャルピングやデイトレードを行って利益を上げるには、相場の細かな動きを常に正しく予測するための様々な知識や経験を身に着けなければなりません。
しかし、長期保有の場合は一定の期間が経過した後に仮想通貨の価格が購入時よりも上がってさえいれば収入を得ることが可能です。
そのため、チャート分析の手法をはじめとするトレードの知識や、売買を続けていくなかで培われる経験も不要であり、仮想通貨取引の初心者であっても比較的取り組みやすい取引方法と言えます。
- スキャルピングとは
- スキャルピングとは、数秒から数分の短い時間に、何度も売買を繰り返すことで利益を積み重ねるトレード手法のことです。
スキャルピングは、チャートの細かい動きを注視しながら細かい値動きを予想、反応していかなければならないため、投資の経験や知識が必要な手法です。
日々の値動きを気にする必要がない
仮想通貨を長期保有する際には、日々の値動きを気にする必要がないというメリットもあります。
仮想通貨はボラティリティの高い資産であるため、短期的な取引を行う際には常に相場を確認して現時点で売買するべきかどうかの判断をし続けなければなりません。
しかし、長期保有の場合は仮想通貨の価格が細かな変動を繰り返しながら徐々に上がっていくことを待ち続けるだけで良いため、瞬間的な値動きに反応する必要がありません。
仮想通貨を長期保有していれば、日々の通貨の値動きに振り回される心配がないため、短期取引に比べて精神的な負担を感じることも少ないです。
- ボラティリティとは
- ボラティリティとは、一般的に金融資産の価格変動率を意味します。
例えば、「ボラティリティが大きい」という場合、金融資産や商品の価格変動率が大きいことを意味します。
一方で、「ボラティリティが小さい」という場合、金融資産や商品の価格変動率が小さいことを意味します。
取引コストを安く抑えることができる
仮想通貨の長期保有では、取引コストを安く抑えることができます。
一般的に、仮想通貨の取引を行う際にはスプレッドと呼ばれる売値と買値の差額分の金額をコストとして支払う必要があります。
また、取引を行うために、仮想通貨取引所の口座に日本円を入金したり、仮想通貨を購入、売却したりする際にはそれぞれ手数料を支払わなければなりません。
さらに、短期的な売買を繰り返す場合には、取引の度にスプレッドや各種手数料を何度も支払う必要が生じてしまいます。
しかし、長期保有の場合は最初の購入時にコストがかかるのみで、仮想通貨を売却するまでは費用は一切発生しません。
スプレッドだけではなく、そもそも資金をかける必要がない各種手数料などのコストも抑えることができるという点も大きなメリットの1つと言えます。
仮想通貨を長期保有するデメリット
仮想通貨の長期保有には、以下のようなデメリットがあります。
- 利益が出るまでに時間がかかる
- ハッキングされる可能性がある
- 複利運用の効果が薄くなる
それぞれ解説します。
利益が出るまでに時間がかかる
仮想通貨を長期保有する際のデメリットは、利益が出るまでに時間がかかることです。
短期的な売買を繰り返す場合とは違い、長期保有では数ヶ月から数年以上にわたって仮想通貨を保有し続けるため、すぐに利益を上げることはできません。
また、長期保有は日々の値動きによって小刻みに収入を得ることではなく、長いスパンでの値上がりによって利益を出すことを目的としている取引方法です。
保有している仮想通貨の価格が瞬間的に大きく変動したとしても、直ちに恩恵を受けることはできない点に注意が必要です。
ハッキングされる可能性がある
仮想通貨の長期保有には、ハッキングされる可能性があるというデメリットがあります。
仮想通貨は紙幣のような物体ではなく、ネットワーク上の資産であるため、外部からのハッキング攻撃の対象になってしまうおそれがあります。
長期保有では仮想通貨取引所に資産を預けている期間が必然的に長くなるため、短期的に売買を繰り返して口座からこまめに出金するよりもハッキングの被害に遭う危険性が高いです。
実際に、過去にも仮想通貨取引所がハッキングされ、多額の資産が流出してしまう事件が度々起こっています。
直近では、2018年1月にCoincheckがハッキング攻撃を受け、580億円相当の仮想通貨が流出しています。
長期保有をする際には、ハッキングによって資産を失ってしまうリスクもあるということを想定しておきましょう。
複利運用の効果が薄くなる
仮想通貨を長期保有する際には、複利運用の効果が薄くなるというデメリットもあります。
スキャルピングやデイトレードといった短期売買を行う場合は、取引によって得た利益をすぐに資金に加えて次の取引のために運用することが可能です。
しかし、長期保有では仮想通貨を購入してから売却するまでに長い期間を要するため、頻繁に利益を上げることはできません。
短期売買と比べて利益が出る頻度が非常に低くなるため、複利の効果はあまり期待することができないという点には注意が必要です。
- 複利運用とは
- 複利運用とは、利息や利益などの運用によって得られた成果を元本に加えて、その合計額を新たに元本としてさらなる収益の拡大を図る運用方法のことです。
例えば、100万円分の仮想通貨を長期保有して30万円の利益が出た場合、100万円+30万円=130万円分の仮想通貨を新たに長期保有することを複利運用と呼びます。
仮想通貨の長期保有に向いている人
仮想通貨の長期保有に向いている人は、主に以下のような人です。
- 仮想通貨取引に時間をかけられない人
- 取引時のコストをなるべく抑えたい人
- 一回の売却で大きな利益を出したい人
それぞれ説明します。
仮想通貨取引に時間をかけられない人
仮想通貨の長期保有は、取引にあまり時間をかけられない人におすすめです。
仮想通貨は価格が変動しやすい資産であるため、短期間の取引によって利益を上げるためには1日中チャートを確認して相場の動きを追っていなければなりません。
しかし、会社勤めをしている人や他の用事で外出する機会の多い人は相場から目を離している時間が長くなってしまうため、売買のチャンスを逃し、結果的に損失が発生してしまう可能性が高いです。
一方で、仮想通貨を長期保有する際は、購入時よりも仮想通貨の価格が上がっているタイミングで売却すれば利益が発生します。
そのため、取り引きにあまり時間がかけられない人は短期売買ではなく長期保有をすることがおすすめです。
取引時のコストをなるべく抑えたい人
仮想通貨の長期保有は、取引時のコストをなるべく抑えたい人にも向いています。
仮想通貨の取引を行うにあたっては、売値と買値の差額であるスプレッドの他にも、取引所で作成した口座への入金や仮想通貨の購入、売却などの際に様々な手数料を支払う必要があります。
短期売買を行う場合は取引をするごとにコストの支払いが重なっていきますが、長期保有をする場合は取引の回数自体が非常に少なくなるため、最低限のコストに抑えることが可能です。
一回の売却で大きな利益を出したい人
一回の売却で大きな利益を出したい人にも、仮想通貨の長期保有がおすすめです。
スキャルピングやデイトレードなどの短期売買では、利益が出る回数が多くなる代わりに、一回の取引で得られる利益の金額は少なくなります。
一方、長期保有であれば、日々の価格変動の繰り返しのなかで蓄積された累計的な値上がり分の差額をまとめて収入として得ることができます。
現時点ではあまり注目されていない仮想通貨を購入して長期保有し、一定の期間が経過して価格が大きく上がった頃に売却することができれば、一度に多くの利益を得ることも可能です。
仮想通貨を長期保有する際のポイント
仮想通貨を長期保有する際のポイントは、主に以下の通りです。
- 少額から取引を始める
- 分散投資を行う
- セキュリティの高い仮想通貨取引所を利用する
それぞれ説明します。
少額から取引を始める
仮想通貨を長期保有する際は、少額から取引を始めることが重要です。
はじめから高額を投入して長期保有を開始すると、仮想通貨が暴落して値が戻らなかった場合に、大きな損失を被ってしまう危険性があります。
また、長期保有をしている間は資金を他の用途にあてることができないため、余剰の範囲を超える金額を運用に回してしまうと、生活に支障をきたすことにもなりかねません。
長期保有を開始する際は、生活に影響が出ない程度の少額から投資するようにしましょう。
分散投資を行う
仮想通貨の長期保有を行う際には、分散投資を行うことも重要です。
ここでいう「分散投資」とは、異なる資産や銘柄を組み合わせて投資を行うことを指します。
資金の全額を1つの仮想通貨に投資した場合、該当の仮想通貨が値下がりすると損失のみが発生してしまいます。
しかし、複数の仮想通貨に分散して資金を投入することで、1つの仮想通貨が暴落した場合でも別の仮想通貨の値上がりによって相殺できる可能性があります。
リスクを分散させるために、1つの銘柄に絞るのではなく、複数の銘柄に分けて長期保有をすることがおすすめです。
セキュリティの高い仮想通貨取引所を利用する
仮想通貨の長期保有を行う際には、セキュリティの高い仮想通貨取引所を利用することも重要です。
長期保有は短期売買と比べてハッキングの被害に遭うリスクが大きいため、セキュリティの充実しているプラットフォームを選択する必要があります。
また、仮想通貨を購入する際は販売所よりも取引所の方がスプレッドの支払いを遥かに安く抑えることができます。
なお、セキュリティの高い国内仮想通貨取引所を探している方には、高いセキュリティシステムと分かりやすい操作が特徴のCoinTradeがおすすめです。
仮想通貨の長期保有におすすめの仮想通貨
長期保有をする際におすすめの仮想通貨としては、主に以下のものがあります。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
それぞれ説明します。
ビットコイン(BTC)
出典:https://bitcoin.org/ja/
長期保有をする際におすすめの仮想通貨は、ビットコイン(BTC)です。
ビットコイン(BTC)はサトシ・ナカモトという人物によって考案され、2009年1月にリリースされた世界初の仮想通貨です。
仮想通貨の中で最も知名度が高く、時価総額ランキングでは常に1位であり、ほぼ全ての取引所で取り扱われています。
日本国内ではビックカメラやメガネスーパーなどで決済に利用することができ、中南米のエルサルバドルでは法定通貨として使用されています。
今後も価格の上昇が継続していくことが大いに期待できるため、まずはビットコイン(BTC)を購入して長期保有することがおすすめです。
イーサリアム(ETH)
出典:https://ethereum.org/ja
長期保有をするには、イーサリアム(ETH)もおすすめの仮想通貨です。
イーサリアム(ETH)はビットコイン(BTC)に次いで時価総額ランキング2位の仮想通貨であり、数千種類以上も存在するアルトコインのなかで最も知名度と人気が高い銘柄です。
DeFi(分散型金融)やNFTとの関連性も強く、今後もさらに需要が高まり価格が上がっていくことが期待できます。
多くの仮想通貨取引所で取り扱われており購入しやすいため、長期保有の候補銘柄として非常におすすめです。
ビットコインキャッシュ(BCH)
出典:https://bitcoincash.org/ja/
ビットコインキャッシュ(BCH)も、長期保有をするのにおすすめの仮想通貨です。
ビットコインキャッシュ(BCH)は、2017年8月にビットコイン(BTC)のハードフォークによって誕生した仮想通貨です。
ビットコイン(BTC)の欠点を補うような特徴を持っており、2024年1月時点の時価総額ランキングでは20位となっています。
国内でもCoinTradeをはじめとした複数の仮想通貨取引所が取り扱っており、長期保有の選択肢としておすすめです。
仮想通貨の長期保有におすすめの仮想通貨取引所
仮想通貨を長期保有するのにおすすめの取引所には、以下のものがあります。
- CoinTrade
- SBI VCトレード
- DMM Bitcoin
それぞれ説明します。
CoinTrade
出典:https://coin-trade.cc/
仮想通貨を長期保有する際には、CoinTradeがおすすめです。
CoinTradeは、東証プライム上場企業の株式会社セレスの子会社である株式会社マーキュリーによって運営されている仮想通貨取引所です。
仮想通貨の売買手数料は全て無料となっており、口座への日本円の入金手数料も同じく無料となっています。
また、CoinTradeでは、以下のセキュリティシステムを導入することでハッキングなどのリスクを抑え、安全に取引を行うことが可能です。
セキュリティ名称 | 内容 |
---|---|
マルチシグによる秘密鍵の分散 | 送金に必要な署名(秘密鍵)を複数個にすることでハッキングの被害を抑えられる |
コールドウォレットでオフライン管理 | 外部ネットワークと完全に隔絶されたオフラインで暗号資産を管理している |
SSL/TLS対応 | 安全に通信をするためのセキュリティプロトコルを採用している |
さらに、CoinTradeはシンプルな操作で取引を行うことができるため、仮想通貨の長期保有をやってみたいという取引初心者の方でも安心して利用することができます。
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SBI VCトレード
出典:https://www.sbivc.co.jp/
仮想通貨の長期保有には、SBI VCトレードもおすすめです。
SBI VCトレードは、数多くの金融サービス事業や投資事業などを展開しているSBIグループによって運営されています。
売買が可能な銘柄数は20種類と少なめですが、他の国内取引所ではあまり取り扱われていない銘柄が豊富に揃っているという特徴があります。
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DMM Bitcoin
出典:https://bitcoin.dmm.com/
仮想通貨を長期保有する際には、DMM Bitcoinもおすすめです。
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仮想通貨の長期保有についてよくある質問
仮想通貨の長期保有について、よくある質問を紹介します。
仮想通貨を長期保有している際に税金は課せられるのか?
仮想通貨を長期保有しているだけであれば、課税の対象にはなりません。
ただし、保有していた仮想通貨を売却し、20万円を超える利益が出た場合には確定申告をして所得税を納める必要が生じます。
また、売却による利益が20万円以下であっても、他の雑所得と合わせた年間所得の金額が20万円を超える場合は同じく確定申告をしなければなりません。
仮想通貨の暴落時でも保有を続けるべきか?
仮想通貨が暴落した場合でも、基本的に保有を続けることがおすすめです。
ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの主要な通貨も過去に暴落したことがありますが、長い期間で見ると価格が戻っており、依然として値上がりが続いています。
長期保有では一時的な価格の下降にすぐに反応するのではなく、数年以上の先を見越して保有を維持することが重要です。
仮想通貨のガチホと塩漬けの違いは何か?
ガチホとは仮想通貨の価格が将来的に上昇することを期待して長期保有を続けることです。
一方で、塩漬けとは購入した仮想通貨の価格が大幅に落ちてしまい損切ができなくなっている状態のことです。
仮想通貨を長期間にわたって保有する点では同じですが、積極的に保有を続けているのか、やむを得ず保有しているだけなのかという点で大きく異なります。
仮想通貨の長期保有のメリットや注意点まとめ
この記事では、「仮想通貨を長期保有するメリットや注意点、保有時のポイントや向いている人の特徴」について解説しました。
仮想通貨の長期保有には専門的な知識や経験がほぼ不要であり、日々の細かい価格変動に振り回される心配もないため、初心者の方でも取り組みやすいというメリットがあります。
取引のためにあまり時間を割くことができない方や、余分なコストを抑えたい方には特におすすめです。
この記事を読んで少しでも気になった方は、将来性があると思われる仮想通貨を購入して長期保有を始めてみてください。
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