この記事を読んでいるあなたは、
- NFTアートは買った後どうするのかを知りたい
- NFTアートを買った後の使い道を知りたい
- NFTアートを買った後に後悔しない方法を知りたい
上記のように考えているかもしれません。
この記事では「NFTアートを買った後の使い道や購入方法、後悔しないためのポイント」について伝えていきます。
なお、おすすめの国内仮想通貨取引所ランキングは以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。
NFTアートとは
NFTアートとは、世界に一つだけの価値が証明されたデジタルアートのことです。
従来のデジタルアートは簡単に複製することができたため、本物と偽物の区別がつかず、価値の証明が困難でした。
しかし、NFTアートには、ブロックチェーン技術と呼ばれる、上の画像のような構造をとる暗号技術が活用されています。
ブロックチェーン技術は、取引履歴を一本の鎖のように繋げて管理するため、データの改ざんがされてもすぐに発覚するようになっています。
NFTアートは、ブロックチェーン技術を駆使することで、誰でもオリジナル作品の識別が可能になり、唯一無二の作品としての資産価値が生まれました。
NFTアートは、2014年に生み出された後、数百万ドルの作品が誕生したり、一流のアーティストがアート作成に参加したりなど、時間の経過とともに益々注目度が増してきているといえます。
- そもそもNFTとは
- そもそもNFTとは「Non-Fungible Token」の略称で、日本語では「非代替性トークン」といいます。
一般的な通貨では、Aさんの持つ100円硬貨と、Bさんの持つ100円硬貨は同じ価値のため、交換可能、つまり代替できるものです。
一方で、プロスポーツ選手の直筆サイン入りユニフォームは、世の中に一つしか存在しないため、他のユニフォームと交換できない、つまり非代替性のものです。
NFTは、特殊な技術によってウェブ上で、サイン入りユニフォームのような非代替的な性格を持つことから、仮想空間上でも価値を有することが特徴です。
NFTアートを買った後の使い道
NFTアートを購入後の主な使い道は下記の通りです。
- コレクションする
- 他のユーザーに転売する
- SNSのアイコンにする
- メタバース上で使用する
- 融資の際に担保とする
- 限定コミュニティに参加する
- 商用として利用する
- 新作NFTアートの優先購入権を得る
- 無償でプレゼントをする
- 資産や寄付の証明とする
それぞれ解説します。
コレクションする
NFTアートの購入後には、好きなキャラクターやアートシリーズのコレクションを楽しむことができます。
購入者は、NFTアートを購入したサイトのマイページ上でいつでも作品を閲覧でき、並べ替えやグループ分けも自由に行えるため、世界に一つだけのギャラリーを作ることが可能です。
NFTアートの購入者は、唯一無二の作品が自分の手元にあることによる所有欲を満たしたり、作品ごとに異なるデザインのコレクションを楽しんだりすることができます。
他のユーザーに転売する
購入したNFTアートは自分で値段を設定し、他のユーザーへ転売することができます。
一方で、いくらNFTアートが転売できるとはいっても、所謂「転売ヤー」による近年の買い占めや高額転売などの理由から気が引けるといった方もいるでしょう。
しかし、NFTアートの転売では、以下の画像のような「NFTのロイヤリティ」という構造をとっており、クリエイターにも手数料が支払われるため、転売を通じて自身が好きなクリエイターを応援することができます。
また、NFTアートの転売で大きな収益を得られる可能性があります。
例えば、Beepleが制作した「Everydays – The First 5000 Days」が、NFT史上最高額の約75億円で落札されたという実例が存在します。
NFTアートは、安く購入し高値で販売することで、短期間でお金を稼ぐことが可能であるため、好みのアートがあれば積極的に購入することをおすすめします。
SNSのアイコンにする
購入したNFTアートは、X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSアイコンに設定できます。
例えば、パリス・ヒルトンやジャスティン・ビーバーなどの海外有名人も、NFTアートをSNSのアイコンとして利用しています。
出典:https://twitter.com/justinbieber
アイコンとしてNFTアートを利用している方は、自分のセンスを表現したり、所属しているコミュニティを共有したりできるため、同じ価値観を持ったユーザーからのいいねやコメントを通して、交流を増やすことができます。
また、希少価値が高いNFTアートをアイコンに設定して、自身のステータスを誇示することも可能です。
メタバース上で使用する
NFTアートはメタバース上で使用することもできます。
購入したNFTアートは、メタバース上で、自身のコレクションを美術館のように展示し、他ユーザーと共有することができます。
また、NFTアートは自身のアバターとしても使用できるため、SNSのアイコンと同様、自分の趣味やセンスを周囲に表現して楽しむことも可能です。
例えば、バーバリーやドルチェ&ガッバーナなどの有名なファッションブランドもNFTアート市場に参入しており、NFTアートを購入した方は、メタバース上でもおしゃれなアイテムを着用できます。
購入したNFTアートは、コレクションやアバターとして、メタバース上で他人と共有することができるため、今後NFTアートを使用していく機会は益々増えていくと考えられます。
融資の際に担保とする
NFTアートを購入した方は、NFTアートを担保にして、お金を借りることができます。
例えば、NFTfiではNFTアートを担保にして、審査不要で即座に資金調達ができるようになりました。
NFTfiでは、借り手と貸し手の間で自由に条件の設定を行い、両者が納得した段階で契約を成立させる、といった柔軟性が特徴です。
ただ、現在の日本では全てのアート作品が融資の際の担保の対象となっているわけではありません。
今後、NFTやメタバースのさらなる認知や普及に伴って融資サービスも発展していくでしょう。
- NFTfiとは
- NFTfiとは「NFT finance」の略称で、NFTを担保にして仮想通貨の貸し借りができるプラットフォームのことです。
NFTfiにより、NFTの金融化の促進することで、慢性的な財政問題を解決することができることが期待されています。
限定コミュニティに参加する
特定のNFTアートを保有している方は、限定コミュニティへの参加チケットを手にすることができます。
限定コミュニティの参加者は、Discordなどのチャットツールを使って、従来のオンラインサロンのように、情報交換や人脈作りを行うことができます。
例えば、西野亮廣氏が主催した勉強会をきっかけに「チムニータウンDAO」というコミュニティが誕生しました。
このコミュニティに参加するためには、NFTアートである「SHINZO NFT」を保有する必要がありました。
また、限定コミュニティに参加することで、新たな自分好みのNFTアートの情報を仕入れられたり、自身と趣味の合うユーザーと交流が持てたりするといったメリットもあります。
商用として利用する
NFTアートは商用として利用することもできます。
例えば、NFTアートをプリントしたTシャツやステッカーなどのグッズとして販売したり、広告や看板に掲載したりすることで、収益を得ることができます。
購入したNFTアートが有名なキャラクターであったり、インパクトのある絵柄であったりすればするほど顧客の目に留まり、注目を集めます。
例えば日本では、国内で人気な「しきぶちゃん」が商用利用可能なNFTアートとなり、じゃがりこやココナッツサブレのパッケージに登場したことは、大きな話題となりました。
出典:https://twitter.com/nyansanpeeee/status/1600469029747294208
NFTアートは個人間でも商用として利用することができるため、グッズとして販売してみたい絵柄があったら積極的に購入してみてはいかがでしょうか。
新作NFTアートの優先購入権を得る
特定のNFTアートを購入した方は、新作のNFTアートの優先購入権を得ることができます。
この権利はアローリスト(AL)と呼ばれており、アローリストがあるユーザーは、一般販売が始まる前に割安で特定のNFTアートを購入できるメリットがあります。
例えば、日本で人気のNFTアートコレクション「CryptoNinja Partners(CNP)」は、リリース予定作品のアローリストをCNP保有者に提供しています。
NFTアートは一般販売が始まると値上がりする場合が多いため、NFTアートの転売で稼いでいくためには、アローリストを保有しているかどうかが鍵となる場合が多いです。
無償でプレゼントをする
NFTアートは、仲の良い友人や家族などにプレゼントとして送ることが可能です。
NFTアートを保有している方は、自分のコレクションをプレゼントすることで、友人との絆を深めたり、自分の好きなものを布教したりと、様々なシチュエーションでNFTアートを使用することができます。
また、X(旧Twitter)などのSNS上では、NFTアートがプレゼント企画の景品として利用されることも多く、フォロワーやリポストを増やすための宣伝に活用されるケースもあります。
資産や寄付の証明とする
NFTアートは資産や寄付の証明としても利用可能です。
複製や改ざんができないという特徴を持つNFTアートは、証明という行為と非常に相性が良いといえます。
例えば、モザイクアートNFTの「鉄腕アトム」を保有している方は、当時の落札価格である約5,600万円の個人資産があることを証明できます。
また、2021年に香取慎吾氏が実施した「香取慎吾NFTアートチャリティプロジェクト」では、寄付をした参加者に対してシリアルナンバー付きのNFTアートが配布され、パラ2021アートサポートメンバーであることが証明されました。
NFTアートは資産や寄付の証明に使用することができることから、今後自身の所有資産額を証明したい際や、イベントの開催時など、様々な場面で使用することができるでしょう。
NFTアートを買うメリット
NFTアートを買うメリットは下記の通りです。
- 破損や紛失の心配がない
- 新たなビジネスチャンスに繋げられる
- 将来的に価値が向上する可能性がある
それぞれ解説します。
破損や紛失の心配がない
NFTアートは破損や紛失の心配がありません。
絵画などの実物は、火災や地震などの災害が発生すると、物理的損害を受ける可能性が高いです。
一方で、NFTアートはインターネット上にあるデータのため、災害時にパソコンなどが破損した場合でも、元のデータは失われません。
NFTアートは物理的な破損や紛失のリスクがないため、資産として安全性が高いものであるといえます。
新たなビジネスチャンスに繋げられる
NFTアートは商用としても利用することができるため、個人間の利用だけでなく、新たなビジネスチャンスに繋げることができます。
例えば、NFTアートを購入したユーザーは、プレゼント企画などで自身のSNSのフォロワーを増やしたり、イベントの集客に利用したりできます。
また、商品とのコラボレーションによって販促を実施し、売り上げを拡大することも可能です。
自社商品の集客や他の商品との差別化に問題がある際に、唯一性が特徴である、NFTアートが打開の一策となるでしょう。
将来的に価値が向上する可能性がある
NFTアートは、将来的に価値が向上する可能性があります。
オリジナリティや人気があるNFTアートは、高値で取引されるケースが多く、転売されるたびに値段が上昇していく可能性があります。
例えば、当時約100円で購入したNFTアートが、約60万円まで高騰したという実例も存在するほどです。
将来的に価値が向上する可能性があることも、NFTアートを購入するメリットといえます。
NFTアートを買うデメリット
NFTアートを買うデメリットは下記の通りです。
- 法整備が不十分である
- 高額な手数料がかかる可能性がある
- 適正価格が不明であることが多い
それぞれ解説します。
法整備が不十分である
NFTアートは、法整備が不十分であるというデメリットがあります。
NFTアートは急激に発展した市場のため、法律には曖昧な部分が多かったり、複雑で理解することが難しかったりする箇所が多く存在します。
実際には、著作権をめぐって、訴訟問題にまで発展したケースもあります。
NFTアートを購入する際は、事件に巻き込まれた場合でも、日本の法律によって保護してもらえない可能性があることに注意しておきましょう。
高額な手数料がかかる可能性がある
NFTアートは、購入する際に高額な手数料がかかる可能性があります。
NFTアートの手数料は変動性で、ブロックチェーン上で取引が行われた際に、内容に問題がないか検証するために発生します。
そのため、NFTアートの手数料は、取引量が増加すると手数料は高騰し、取引量が少ない時間帯だと手数料は安くなります。
NFTアートを購入する際は、手数料が安いタイミングを狙うようにしましょう。
適正価格が不明であることが多い
NFTアートの価格は、買い手と売り手の需要によって決められるため、その適正価格が不明であることが多いです。
特に、NFTアートの購入に慣れていない方は、金額に見合った価値が実際にあるのかを判断することが難しいです。
せっかく手に入れた作品が、実は適正価格の2倍だったというトラブルが起きる可能性もあるため、衝動買いをしてしまう方は、事前に入念なリサーチをしてから購入するようにしましょう。
NFTアートの購入手順
NFTアートの購入手順は下記の通りです。
- 仮想通貨取引所の口座を開設する
- ウォレットにイーサリアムを送金する
- マーケットプレイスでNFTアートを購入する
それぞれ解説します。
仮想通貨取引所の口座を開設する
まずはNFTアートを購入するための暗号資産が入手できる、仮想通貨取引所の口座を開設します。
仮想通貨取引所は、分かりやすい操作や安全性が高いセキュリティが特徴の国内仮想通貨取引所である、CoinTradeがおすすめです。
出典:https://coin-trade.cc/
CoinTradeをはじめとした仮想通貨取引所のサイトから、スマートフォンを使って簡単に口座開設が可能です。
例えば、CoinTradeは以下の手順で口座開設が可能です。
- メールアドレスを登録する
- パスワードを設定する
- 基本情報を入力する
- 本人確認をオンラインで実施する
上記手順を終えると、CoinTradeが審査を実施します。
審査完了の通知が届いたら、利用者は取引が開始できます。
ウォレットにイーサリアムを送金する
次に、仮想通貨用のデジタルウォレットを作成し、イーサリアムを送金します。
スマートフォンやパソコンでMetaMaskをはじめとしたデジタルウォレットをインストールし、パスワードの登録を行いましょう。
ウォレットの用意が完了したら、先ほど登録した仮想通貨取引所の口座に日本円を入金し、イーサリアムを購入します。
出金先のウォレット情報を仮想通貨取引所の口座に紐づけて、出金取引を行えば、送金完了です。
ウォレットを復元させるためのシークレットリカバリーフレーズは、デジタル機器の故障時やパスワードを紛失した際に必要なため、厳重に保管するようにしましょう。
マーケットプレイスでNFTアートを購入する
NFTマーケットプレイスに登録し、NFTアートを購入しましょう。
海外のマーケットプレイスとしてはOpenSeaやBlueなどが有名で、国内でもLINE NFTやCoincheck NFTなどの多くのマーケットプレイスが存在します。
登録したマーケットプレイスにウォレットを接続すれば、あとは自分が好きな作品を見つけて選択し、購入手続きを進めるだけで簡単に入手することが可能です。
また、購入する際に注目するべきポイントの一つとして、リスト率という指標が挙げられます。
リスト率は、全作品のうち何パーセントが売りに出されているかを表しており、リスト率が低いコレクションには、将来高い価値が生まれる可能性があります。
初めてNFTアートを購入する際は、好きなデザインやリスト率が低い作品を購入してみてはいかがでしょうか。
- マーケットプレイスとは
- マーケットプレイスとは、買い手と売り手が自由に取引を行える、NFTを売買するためのオンラインプラットフォームのことです。
NFTアートを購入後に後悔しないためのポイント
NFTアートを購入後に後悔しないためのポイントは下記の通りです。
- NFTアートを購入する目的を決めておく
- あらかじめ予算を決める
- 手数料を考慮に入れておく
それぞれ解説します。
NFTアートを購入する目的を決めておく
NFTアートを購入する際には、購入の目的を明確にしましょう。
購入目的は、投資や限定コミュニティへの参加など、ユーザーによって様々です。
何にも考えずに、「ただ儲かりそうだから」や「最近よく耳にするから」という理由だけで購入してしまうと、詐欺にあってしまい、資産が流出してしまう可能性があります。
流行に流されたり、嘘の情報に踊らされたりしないためにも、事前にNFTアートを購入する目的を定めておきましょう。
あらかじめ予算を決める
NFTアートの購入予算をあらかじめ決めておきましょう。
生活資金と購入資金を明確に分けておかないと、NFTアートを必要以上に買いすぎてしまい、普段の生活が成り立たなくなる危険性があります。
どうしても欲しい作品があると、自分にとっての適正価格か判断せずに、衝動買いをしてしまう可能性があるため、注意が必要です。
どれだけのお金を手元に残しておく必要があるかを逆算してから、購入予算を決定してみてください。
手数料を考慮に入れておく
作品の価格だけではなく、NFTアートの入手までにかかる全ての手数料を考慮しておきましょう。
例えば、ウォレットにイーサリアムを送金したり、NFTアートを購入したりする際などに、手数料が発生します。
手数料は購入のタイミングによって異なるため、安い時間帯を狙って取引することを意識してみましょう。
NFTアートの使い道についてよくある質問
NFTアートの使い方についてよくある質問を紹介します。
NFTアートに将来性はあるのか?
NFTアートには、大いに将来性があると言えます。
アメリカの調査会社の報告によると、NFTの市場規模は2030年には2,319億8,000万ドルに達すると予測されています。
2021年時点では市場規模が113億2,000万ドルであったため、実に20倍以上もの成長が予想されており、非常に期待されている分野だと言えます。
NFTアートの将来性を見越して、SQUARE ENIXや集英社などの大企業が、続々と事業に参入しているという点も注目です。
NFTアートにかかる初期費用はどのくらいか?
NFTアートを購入する際の初期費用は約4,000円〜6,000円+作品代金です。
一方で、NFTアートを出品する際の初期費用は約3,000〜5,000円です。
NFTアートを購入する際には、NFTアートの購入代金だけが支払う金額ではないため、注意が必要です。
なお、NFTアートの売買にかかる初期費用は下記表の通りです。
対象者 | 費用内訳 |
---|---|
購入者 |
|
出品者 |
|
NFTアートの使い道や購入手順まとめ
この記事では「NFTアートを買った後の使い道や購入方法、後悔しないためのポイント」について解説しました。
NFTアートを買った後は、コレクションを楽しんだり、転売してお金を稼いだりなど、多くの使い道があります。
購入手順もシンプルであるため、誰でも簡単に購入することができます。
入念に情報を収集し、後悔しないためのポイントも参考にして、自分好みのNFTアートをぜひ購入してみてください。
なお、おすすめのNFTマーケットプレイスは以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。